「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」第10話(12月25日放送) 最終回!!ニューポート計画の真相は!?本当の民衆の敵とは・・・!?

フジテレビドラマ「民衆の敵」公式サイトはこちら

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【第9話のあらすじ】

 

佐藤智子(篠原涼子)が頼んでいた副市長就任を藤堂誠(高橋一生)は了承した。だが、まだ市議会の承認を得たわけではない。特に犬崎和久(古田新太)が認めるわけはなく、徹底抗戦の構えを見せ、市長リコールに向け動き出す。
智子、小出未亜(前田敦子)、園田龍太郎(斎藤司)は居酒屋で誠の副市長就任承諾の祝杯をあげた。その席で、誠たちはもう一度、智子の政治姿勢を考える。目の前の一人を幸せにするために、多数の人々を犠牲にできるかどうかだ。智子は、一人ずつ幸せにしていくことで、徐々に数を増やすというのだが、果たしてそれで良いのか…。未亜と園田は難しいと水を差すが、誠はとりあえず進めてみようと言う。

翌朝、智子は未亜から市のキャラクター、あおバッタ君がおかしなチラシを配っていると連絡を受ける。あおバッタ君が配っていたのはアミューズメントパーク『あおばランド』建設計画のチラシだった。
一方、平田和美(石田ゆり子)は誠が副市長就任を了承したことに疑問を抱いていた。エリート政治一家の息子が議員を辞めてまで副市長になる意味があるのだろうか? また、誠の兄、明(山中崇史)が最近、頻繁に地元であるあおば市に戻ってきていることも気になっていた。
そんな時、前田康(大澄賢也)が記者会見を開く。それはニューポート建設に伴う地区開発で『あおばランド』を作るというもの。それは、智子はもちろん、誠にとっても寝耳に水の話だった…。

 

 

 

 

「民衆の敵」第10話(最終回) ブログ管理人の感想

 

藤堂さんが言った、“きっとどちらも正しい“って本当ですね。理想の政治をするって色々なしがらみや葛藤もあって難しいんだな、と何となく感じました。そして髙橋一生さんの熱演に見入ってしまいました。特にお父さんとの会話で涙する場面、自分の思いを智子とぶつけ合う場面、本当に説得力があり、ついつい引き込まれてしまいました。智子の冤罪が晴れたのも結局藤堂さんが裏で手を回したからですもんね。莉子さんとその後会うことはあったのでしょうか?ラストシーンで勉強する莉子さんの左手の薬指に指輪がありましたが、相手が藤堂さんだったら良いな、と思います。

市民による市民の為の政治を目指して突き進んだ智子。政治に無関心だった市民達も最後にはたくさん議会に参加してくれました。智子が言った“民衆の敵は外にいるのではない、私達一人一人の無関心、それこそが民衆の敵だ!”という言葉。本当ですね・・・。選挙に行き自分たちの代表者を選ぶということは権利でもあり、一人一人の責任でもある…選挙にも行かないで世の中がおかしいとか言う資格はない…色々と考えさせられました。

未亜ちゃんはママになり、園田さんと岡本さんは変わらず議員として活動し、河原田さんが市長に戻り、犬崎は隠居?し、和美はフリーの政治記者として働き、藤堂さんは国会議員になり、おそらく智子も国会議員に・・・。皆それぞれの道へ邁進していましたね。とても良いラストで良かったです。智子の成長も見れて、色々な考え方や、政治のことも知れて、面白いドラマでした。

 

 

「民衆の敵」第10話(最終回) 放送内容の振り返り

 

あおば市に吹く奇妙な風・・・

 

夜、公園で落ち込む智子(篠原涼子)の所に和美(石田ゆり子)が来る。

 

智子 「私、“民衆の敵”なんだって…。」

和美 「それは奇妙な風のせい、河原田さんを市長の座から引きずり降ろしたのもあなたを市長にしたのもみんなその風のせい。」

智子 「それって犬崎のことでしょ?」

和美 「ニューポート。」

智子 「ニューポート?」

和美 「この町にニューポート作りたがってるのは犬崎じゃなくて藤堂家なんじゃないかな?」

智子 「藤堂さん!?」

和美 「犬崎は藤堂家に指示されてニューポートを作ろうとしてたんじゃないかと思う。ところが河原田さんが市長になっちゃって、ニューポート計画が白紙に戻った…。藤堂誠がこの町に現れたのはその頃なのよ。」

智子 「おかしいよ!だって藤堂さんは私がニューポート反対してること知ってるんだよ!それなのに私の味方っておかしくない?」

和美 「本当に味方なのかな?」

智子 「決まってるでしょ!」

和美 「…ゴメン、怒らせちゃったね。」

智子 「心配してくれてるんだよね。わかってる!でも大丈夫!絶対富田に証言させて冤罪晴らしてみせる!」

和美 「頑張って!」

 

その時和美に電話が来て智子は帰る。

 

智子は富田(渡辺いっけい)に何度も電話をするが、富田は出ない。市長室には岡本(千葉雄大)、園田(斉藤司)、未亜(前田敦子)が来ていた。

その頃富田は犬崎(古田新太)の事務所にいた。リコールするのにあと何枚足りないんだ?と聞く犬崎に富田は、3000人くらいです、と言う。犬崎は若宮(若旦那)に、こんにゃく(札束)を用意してバラまけ!と指示する。

 

ホテルに呼び出された和美。地下駐車場にいると言われ行く。

 

公平(田中圭)が子供達を連れてスーパーに買い物に行くとその前で智子リコールの為の署名活動が行われていた。

 

智子の冤罪を晴らす為に・・・

 

駐車場に現れたのは藤堂(髙橋一生)だった。藤堂は車のトランクに積まれた大量の犬崎会派の領収証のコピーを見せる。かなり大掛かりな不正流用だ、と藤堂は言う。智子さんはこのこと知ってるの?と聞く和美に藤堂は、あの人はこういう事苦手そうなので…ジャーナリストとして犬崎を告発して欲しいんです!佐藤さんの冤罪を晴らす為には富田の証言が必要だ、ただ犬崎がついている限り富田は証言はしない…大スクープになりますよ!ペンは剣よりも強し!と言い和美に頼む。

和美は会社で藤堂から渡された領収証をチェックする。西村も、慎重にやれよ!と和美を応援する。

 

和美は家に戻った智子に、犬崎を失脚させないと富田は証言しないから藤堂がリークした領収証で今自分が動いていることを伝える。

 

翌日も智子は富田に電話する。するとドアの外から電話が鳴る音が聞こえて来て、ドアを開けると富田がいた。

有給休暇は職員の権利のはずですが、ゆっくり休ませてももらえないんですか?と言う富田を智子は市長室に入れる。

 

智子 「全部バレちゃってるよ!全部小野君が話してくれた。河原田さんの汚職事件も私の不正献金も。富田さんが仕組んだんでしょ!?お願い!証言して!全部犬崎の指示だったんでしょ!?私、今市長を辞めるわけにはいかないの。お願い!!」

富田 「俺が犬崎さんを裏切ってあなたについて、何の得があるんですか?」

智子 「損得の問題じゃないでしょ!」

富田 「大事です!あんたにも子供がいる様に俺にも子供がいるんですよ。医者になりたいって言ってて、どれくらいかかると思います?あんただって金がないから諦めろって子供に言いたくないでしょ?頑張ればどんなことだって可能なんだって子供には教えたいでしょ?」

智子 「だからってそんな汚いやり方…」

富田 「だから、子供が汚いことしない様に俺がやってやるんだよ!犬崎みたいな人間に顎で使われる様なそんな人間にならない様に…」

智子 「そんな事して子供が喜ぶと思う?」

富田 「仕方ないだろ?今の公務員の給料じゃ医学部に入れられないんだよ!俺にだって良心はあるよ!あんな事したくなかった!でもさ、俺を責める前にこんな世の中を責めてくれよ!」

智子 「このまま犬崎についていても得はないと思うよ。お願い!考え直して。」

富田は無言で出て行く。

 

和美はナカムラ文具に行き、パソコンを探してる、カタログで取り寄せてもらえることは出来ますか?と聞く。ウチでは扱っていないと言う店主の言葉を聞き、和美は店を出て、ボイスレコーダーのスイッチを切る。

 

犬崎は、市長を解任出来るだけの署名が集まった!いよいよ住民投票だ!ここまで来たら勝ったも同然だ!出来るだけ早く住民投票やっちもうぜ!と嬉しそうに皆に言う。そこに若宮が来て、ウチの政務活動費を調べている奴がいる、千葉報知新聞の記者だ、と報告する。あいつかー…裏取られるんじゃねーぞ!取引先に連絡して口裏合わせておけ!と犬崎は皆に指示する。その場にいた富田にはまた着信が・・・。

 

「住民投票の実施決定のお知らせ」を見た園田、未亜、岡本は、冤罪を晴らせないまま住民投票なんて絶望的だ、と言い智子を心配する。

 

その頃智子はニューポート反対派市民の井上に会いに行っていた。住民投票負けちまったらあんた市長をクビになるんだろ!?と井上は言う。ここから見る海キレイですね!でもニューポートが出来たらこの景色変わっちゃうんですね、と言う智子に井上は、今の日本はどこに行っても同じ景色だ、地方創世っていうのはどの町も皆同じ景色に変えるっていうことじゃないんだろ?と言う。その時智子は、ボーリング調査の跡を見つける。もう3年くらい前じゃないかな、と言う井上に智子は、おかしいよ!だってこの辺は最近臨港地区に指定されたんだよ!と言う。

 

和美は文具店で取って来たボイスレコーダーの音声と書類を西村に見せる。色々と証拠を見せる和美に西村は、もう十分だ!これで行ける!住民投票の日程が決まったからこっちも急ごう、と言う。

 

智子は電話で和美に3年前にボーリング調査をしていたことを伝える。和美は犬崎の件を明日の朝刊に出すことを伝える。

 

智子の所に来た藤堂は、見せたいものがある、と言い智子にある映像を見せる。それは富田の映像だった。

「私、富田恭一はあおば市役所福祉課長時代に犬崎和久議員の命令で河原田前市長にありもしない汚職の嫌疑をかけることに協力しました。そして同じく佐藤市長に不正献金があったかの様に見せかける工作を致しました。皆様ご承知の通り、佐藤市長がリコールをかけられる事態になっているわけでございます。誠に申し訳ありませんでした。」

富田はそう言い頭を下げる。

智子は藤堂を見つめ、何で急に…証言する気になったの…?と聞く。動機はともかくこの証言さえあれば佐藤さんの冤罪は晴れる、早速マスコミに流す、と藤堂は言う。ちょっと待って!明日の朝刊が出るまで待てないかな?と言う智子に藤堂は、大丈夫!待てますよ!と言う。

 

入金を確認しました、今後のことは何卒、よろしくお願いします、と電話で話す富田。お約束ですから悪い様にはしません、と言った電話の相手は藤堂だった。

 

和美の記事も出来上がり、明日の一面に載せることになる。

 

犬崎に離党届を提出する前田(大澄賢也)。何考えてるんだ!?と聞く犬崎に前田は、危機管理です!と答える。お前、俺なしでやれると思ってるのか!?と言う犬崎に前田は笑いながら、お世話になりました!と言って出て行く。

 

翌日の千葉報知新聞には「犬崎市議不正発覚」と一面に掲載された。智子に和美は抱きつき、喜び合う。

 

記者達に取り囲まれる犬崎は、全く身に覚えのない記事だ!千葉報知新聞の記者は佐藤市長とズブズブの関係だ、公平性がない!と主張する。その時記者達に一斉にメールが届く。市長の元秘書が犬崎を告発している、という内容だった。富田の告白映像を見せられた犬崎は頭を抱えてうずくまり、若宮も犬崎を見捨ててその場から立ち去る。

 

和美は西村に、何だったんだろうね、ニューポートって、と言う。その時智子から言われたボーリング調査のことを思い出す。私わかったかも、ニューポートの正体!!と和美。

 

藤堂も自分に決着を付けにいく・・・

 

市長室では智子が皆にお礼を言う。しかし、そこに藤堂はいない。その頃藤堂は衆議院員第二議員会館に行っていた。そして藤堂英一朗の部屋に行く。

藤堂  「ご無沙汰しております。」

英一朗 「元気そうだな。」

藤堂  「お忙しい所、連絡もせずにすみません。今日は縁談の件で来ました。お断りします。申し訳ありません。」

英一朗 「犬崎が持って来た。これが縁談を断る理由か?風俗の女…。」

そう言い英一朗は莉子と藤堂が写った写真を見せる。

藤堂  「えぇ。でもそれだけじゃありません。」

英一朗 「まぁいい。…政治家は嫌か?」

藤堂  「いえ、やっと政治家になる覚悟が出来ました。自分のしていることは百も承知です。」

英一朗 「何もわかっていない。藤堂家の看板がなくてお前に何が出来る!?明が何か言ってきても私はお前の好きにさせた!何故だかわかるか?」

藤堂は泣きながら頭を掻きむしる。

藤堂  「僕だって…やっとお父さんのことを尊敬出来る様になったんです。」

英一朗 「じゃぁどうして…」

藤堂  「敷かれたレールの上を歩いていたらいつまでも父さんを追い越せません。」

藤堂は泣きながらそう言うと深く頭を下げて部屋を出て行く。

 

記者達に囲まれた智子は、やっと市長としての仕事ができます!やりますよ、市民の市民による市民の為の政治!よろしくお願いします!と笑顔で言う。

 

和美は西村に電話で、わかった!ニューポートの正体!ボーリング調査は港の為なんかじゃない!と言う。

 

藤堂と智子、それぞれの信念・・・

きっとどちらも正しい・・・!!

 

藤堂が議場で佇んでいると智子も来る。

智子 「こんな所で何してるんですか?」

藤堂 「心を決めておきたくて…。」

智子 「私と一緒だ!色々あったけど、ここからが本当のスタート!よろしくお願いします!」

そう言い智子は藤堂に頭を下げる。

智子 「再スタートする前にもう1人副市長をお願いしようかと思ってるんだけど。」

藤堂 「誰ですか?」

智子 「河原田さん!」

藤堂 「…僕は反対です。」

智子 「何で?」

藤堂 「河原田さんはニューポート建設に反対しているからです。僕はニューポート建設に賛成しているんです。」

智子 「そんな顔してボケられてもねぇ…」

藤堂 「本当です!僕はその為にこの町に来たんです。」

智子 「じゃぁ、今までずっと騙してたっていうこと?」

藤堂 「あなたを騙したことなんて一度もありません。」

智子 「だって、今…」

藤堂 「一度でも聞いたことありました?僕がニューポート建設に賛成か、反対か。」

智子 「じゃ教えてよ!ニューポートって何なの?!どんどんうさん臭く見えてきた。知ってるんでしょ!?」

藤堂 「産廃処理場です。日本中の産業廃棄物を引き受ける処理場です。それをニューポート建設の臨港地区に併設する。」

智子 「産業廃棄物ってゴミでしょ!?なんでそんなのあおば市に作んなきゃいけないの?」

藤堂 「反対ですよね。」

智子 「当たり前でしょ!」

藤堂 「どこかに作らなければいけないものです。」

智子 「だから何であおば市が引き受けなきゃいけないの!?」

藤堂 「日本中の自治体がそう言うから場所が決まらず揉めに揉めてるんです。」

智子 「そんなの当たり前でしょ!どこだってそんなの受け入れたくないよ!」

藤堂 「でもそれを受け入れれば国から多額の交付金が入ります。その交付金があれば佐藤市長の福祉政策は全て実現します。あおば市民は今よりさらに幸せになります。安全面だって十分に担保があるんです。それでも反対しますか?」

智子 「そんな良いことだったらさ、何で最初からそう言わないの?ニューポートなんて市民騙す様な事したの?」

藤堂 「最初から言ったら皆反対するでしょ!さっきの佐藤さんみたいに反射的に反対するんです。多くの場合民衆のほとんどは政治家の言うことに聞く耳を持たない。聞くことを放棄しておきながら後で聞いていなかったと言うんです。だから民衆には伝えず導いた方が良い時もある。」

智子 「そんなのおかしいでしょ!民衆のこと馬鹿にしてるよ!そんな政治家が世の中おかしくしてるんだよ!」

藤堂 「佐藤さんは選挙に行ったことがありますか?」

智子 「……ない。」

藤堂 「何故行かなかったんですか!?民衆に与えられた権利です!民衆を馬鹿にする政治家が嫌だったらそんな人間に政治をさせなきゃいいんです。民衆にはそれを選ぶ権利があります。それが選挙です!その権利を放棄しておきながら、世の中おかしくないですか!?って、僕はそっちの方がおかしいと思います。

智子 「じゃぁさ、選挙の時本当のこと言ってるの?良いことばかり並べ立ててさ、当選したら手のひら返す人だっているじゃん!」

藤堂 「だから、よく聞いて、見極めて、そんな人間に政治をさせたらダメなんです。それが主権在民ということです。一人一人が自分でしっかり後悔のないように選択するんです!佐藤さん、僕は人としてあなたの事が好きです。僕は政治家になる様に育てられていずれは父の様な政治家になりたいと思う様になりました。世の中を良くしたい、子供を泣かせる様な国にだけはしちゃいけない、政治家としての夢を膨らませる様になりました。でも、僕が高校生の頃、ある法案を強行採決しようとした父が僕に言ったんです。“独裁政治だと言われても仕方がない。愚かな民衆を導く為には独裁しか手のないときもある。”僕は耳を疑いました。この人は本気で言っているのかなぁって。で、本気でした。駆け引きや根回しなら、そりゃ政治ですからある程度は仕方がないと許せました。ただ、民衆を愚弄することだけはしちゃいけない!民衆の為の政治だというその理念を失っちゃいけないんだ!

智子 「それ、藤堂さんが正しい!」

藤堂 「でも、その時の僕は言い返さずに諦めたんです。佐藤さんは僕が諦める前の僕なんです。だからずっと見てきたんです。高校生の頃、あの父の言葉を聞かずに政治家になっていたらきっとあなたの様な政治家になっていたのかもしれないと思うと目が離せなくなった。だからどこまでやれるか応援したんです。」

智子 「だったら最後まで応援してよ!」

藤堂 「もちろん、今でも応援していますよ、ずっと。ただ、あなたのやり方では限界があることがわかりました。あなたのやり方では小さな町づくりがせいぜいです。国家を動かすことは出来ない。」

智子 「国家をだなんてそんな大それたこと考えてないよ!」

藤堂 「あなたの仕事はそんな大それたことに繋がっているんです!だって世の中を良くしたいんでしょ?誰も犠牲にせず、何の犠牲も払わないなんて、不可能です。最小限の犠牲で最大限の幸福を実現するべきです。

智子 「誰かが幸せになる為に誰かを犠牲にするなんてそんなのおかしいでしょ!?」

藤堂 「おかしいって言うのは簡単なんですよ。出来れば僕だってそんな事したくない。でも、綺麗事だけじゃダメなんですよ。多数を守る為に少数を切り捨てる厳しさも持たなければならない。あなたと一緒に行動してきて僕はやっと父の正しさもわかる様になってきたんです。」

智子 「じゃぁさ、藤堂さんにはわかる?切り捨てられて一人になる気持ちが。わかるわけないよね。だって切り捨てられるのはさ、いつだって弱者だから。私にはわかるよ!いつも切り捨てられる側だったから。切り捨てられて声をあげている人の後ろには声すらあげられない人たちがたくさんいるんだよ!民衆が賢くなれ、ってあんたみたいな立場で言うのは簡単かもしれないよ?でもさ、毎日ご飯を食べることだけに必死でさ、自分が切り捨てられたことに気付かない人達がいるんだよ!そんな人達にあんた言える?そういう人にこそ、政治の支えが必要なんじゃない?賢くなるっていう期間与えられてないからさ、声を上げる方法だってわからないでいるんだよ。それでいないことにされちゃって、簡単に切り捨てられちゃっているんだよ。だから私がそういう人達の味方になってあげなきゃダメなの!私がそういう人達を守ってあげなきゃいけないの!

藤堂 「あなたの考えはよ—くわかりました。」

智子 「本当に本当にわかってるの?」

藤堂 「えぇ。それが佐藤市長の判断なんですもんね?」

智子 だって皆が幸せになる為に誰か一人が犠牲になるなんておかしいでしょ!?

藤堂 一人の幸せの為に皆を犠牲にするなんておかしくないですか!?どちらが正しいなんてそんな単純な話じゃありません。きっとどちらも正しい!だから、あなたはあなたが信じる道を進めば良いんです。僕は国政に行って皆の幸せを選びます。」

藤堂は頭を下げて出て行く。

 

暗くなった議場でずっと一人で考える智子。

 

市民の為の市民の議会!!

 

智子は自分の動画を生中継で流す。その中で智子は、ニューポート計画の本当の目的は産業廃棄物処理場の建設だった、でも悪いことばかりじゃない、だからどうするべきか悩んだ、そして出した結論は自分が決めないということ、かわりに議会を開いて皆に決めてもらおうと思う、市民の為の市民の議会だ、一人一人の問題だから、とことん話し合いましょう、と話す。その映像を見て、直接民主主義…と藤堂は呟く。

 

市長室には未亜達多くの議員が押し寄せる。市議会はいらないということですか!?応援してきたのにひどい!私達までクビにするということですか!?あなたは議員の仕事を否定しているんですよ!と智子を責める。否定しているつもりはない、議員だけで決めることはない、産業廃棄物処理場って誰も選挙で言ってないじゃん!自分に投票してくれた人が賛成か反対か知ってる?だから市民の皆で話し合って決めたい!と智子は言う。

 

そして第1回市民の議会が開かれる。和美も訪れるが集まった市民は極わずか。そこに市長の智子が入ってくる。それでは市民の議会を始めようと思います、と智子は産業廃棄物処理場の概要を話す。藤堂も来て上から見守る。

智子は街頭でも参加を促すが皆チラシを受け取ろうとしないし、足も止めない。未亜、園田、岡本は、勝手なことをしたからだ、と呆れながらも自分たちの支援者に参加を呼びかける。

 

第3回市民の議会。未亜、園田、岡本も様子を見に行くとそこには自分たちの支援者達が来ていた。智子も3人にありがとうと言う。そしてそれに参加した若者が更に参加を呼びかけていく。智子も引き続き参加を呼びかける。

 

第6回市民の議会。参加者も増えてきた。公平と一緒に駿平(鳥越壮真)とあかね(野澤しおり)も参加する。そして前市長の河原田も来て、皆の前で話をする。交付金など良いこともあるのはわかる、でもだからって生業を奪っちゃいけない、それを奪うのは人の命を奪うのと同じくらい残酷なことだ、と河原田は話す。

 

和美は政治部に復帰する。歓迎して迎えられるが、辞表を出してきた、と和美が言い皆は驚く。私は私の嗅覚で世の中のおかしいと思うことを暴いていきたい、その為には新聞社という組織にいるよりもフリーのジャーナリストでやっていきたいと思う、と和美は話す。大変だぞ!と言う西村に和美は、どうしても書きたいことがある、と言う。

 

第9回市民の議会。座りきれないほどの市民が出席する。民衆の敵は外にいるのではない、私達一人一人の無関心、それこそが民衆の敵だ!!と智子は話す。そして産廃処理場について若者達からも他の市民達からも様々な質問が飛び交う。

そんな様子を見て目を潤ませる藤堂。そこに英一朗も現れ、お前は一体何をしてるんだ?と聞く。藤堂は、見て下さい、これが政治の原点なんじゃないですか!?と言う。藤堂を見て英一朗は微笑む。

 

『今の世の中、突拍子もないことが起きる。だが、突拍子もないことは実は突拍子もなく起きたりしないものだ。』

 

藤堂はあおば市役所に一礼をして、去って行く。

 

『突拍子もないことでこの町を変えた。これは佐藤智子の物語である。』

和美は議会を見ながらそう記事を書く。

 

そして書店には「佐藤智子の挑戦」という和美が書いた書籍が並ぶ。

 

—3年後—

岡本と未亜の地元、さつきが丘名店街は活気を取り戻す。そしてそんな商店街を子供を自転車に乗せて通る未亜。そして未亜は商店街で子供を預け仕事へと向かう。園田もあおバッタ君に入りPRをする。犬崎は孫と遊ぶ。莉子は勉強をする。河原田が市長となり、岡本は市長を支える。和美は政治記者として働く。藤堂も国会議員となる。そして智子は…国会議事堂を見つめる。

「本当にこの世の中を変えられるのは、あなたです!」(智子)

 

《END》

 

 

今回の出演キャスト

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主人公:佐藤智子/篠原涼子

主婦。夫と保育園に通う子ども一人の3人家族。両親が次々に失踪し、自暴自棄になり高校を中退。決して両親のようにはなるまいと真面目に生きてきた。バイト先で知り合った夫と結婚するも、フリーターの夫は転職を繰り返し、智子がパートで家計を助けることに。しかし、そんな智子も会社のルールに納得がいかず、逆らってクビに…。
そんな中、彼女が目にしたのは市議会議員の高額報酬。“高額報酬=家族の幸せ”と、猪突猛進する智子は、市議会議員に立候補することを早くも決意する。

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藤堂 誠高橋一生

智子と選挙戦で議席を争うライバル。誠は代々続く政治家一家の次男として「恵まれた」環境で育ち、ゆくゆくは総理大臣も夢ではない。まさに智子とは相対する市政のプリンス。政治家になんかなりたくないと思った時期もあったが、敷かれたレールの上から外れることができなかった。そんな自分と葛藤し、悩んできたが、次第にゆがんでいき、誰も知らない裏の顔を持つように…。

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犬崎和久古田新太

一癖も二癖もある市議会のドン。犬崎は長年、市議会議員を務め、議会や経済界に太いパイプを持っている。自らはリーダーにはならず、陰で人をコントロールし、最大会派の犬崎派を形成。最初、篠原演じる佐藤智子の存在は眼中にもなかったが、次第に考えが変わっていく。

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小出未亜前田敦子

元グラビアアイドル。犬崎の勧めで市議会議員選挙に立候補。元グラドルというだけあってSNSを得意としている。

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岡本 遼千葉雄大

父親の借金で夜逃げ同然で去った街に、勝ち組として戻ってきた。必死に勉強し、政治の知識を得た苦労人は、市議になるも勉強不足の智子に対し、イライラしている。

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園田 龍太郎斎藤 司(トレンディエンジェル)

代々農家の園田家3人兄弟の長男。何事にも自主性がなく、すぐ人に頼る性格。大学進学するも、長男として家業の農家を継ぐことに。しかし、周りの農家に担ぎ上げられ、市議会議員選挙に出馬し…。

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若宮 寛若旦那

犬崎の私設秘書で、犬崎に忠誠を尽くす、義に熱い男

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望月 守細田善彦

河原田市長の秘書。市長の政治理念の実現に向け、長年、右腕となって支えている。

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莉子今田美桜

デリヘル嬢。明るく天真爛漫にその仕事をこなしているようであるが、人知れぬ悩みを抱いている。

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河原田 晶子余 貴美子

クリーンなイメージと、アメリカ仕込みのディベートのうまさ、洗練された魅力で圧倒的な人気を誇り見事、市長に当選。女性からは憧れの存在で、市議会のドン・犬崎との対決姿勢を打ち出し、あらゆる利権の撲滅に乗り出す。

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前田 康大澄賢也

犬崎派のベテラン市議会議員。犬崎派と対立する市長派に刃向かう急先鋒。ある出来事から、智子と因縁を持つことに…。

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佐藤公平田中 圭

智子の夫。公平の一目ぼれで猛アタックが実り、結婚。現在は子どもと3人暮らし。優しいがゆえ、常に人の気持ちをおもんばかり、気疲れを起こしてしまう性格。市議会選挙に立候補した妻である智子を、“イクメン”パパとして全面バックアップする。

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平田和美石田ゆり子

新聞社に勤める元政治部記者。しかし、40歳を迎え、一人娘を出産してから環境が変わってしまう。育児休暇後、優秀な記者であったが事務職へ配属されてしまう…。ここで仕事をやめたらキャリアが終わってしまうため、「できる女」を演じる。そんな時に保育園のママ友である智子が立候補すると聞き、彼女の行動力と求心力を見るうちに応援するようになる。

 

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身に覚えのない不正献金疑惑、ニューポート計画反対などで佐藤智子市長(篠原涼子)の人気は急落。ついには“民衆の敵”というレ…

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