「ボク、運命の人です。」第10話【最終回】 6月17日(土)放送内容

【第9話のあらすじ】

誠は謎の男から、自分の名前は「正木一郎」で、未来から来た誠の子供である事を告げられる。そして晴子との初温泉旅行は、三恵と定岡の応援もあって無事に絆を深める事が出来た。

旅行から帰った誠は謎の男にいつもの調子で「二度と出てくるなよ。」と言い、謎の男は笑顔で消えてしまう。浴槽の底には謎の男からのメッセージがあり、誠は泣きながら掃除をして、、、目が覚めると謎の男の記憶は消えていた。誠と謎の男は本当に“永久あばよ”なのか・・・?誠と晴子はこの後どうなるのか・・・?

 

今回の出演キャスト

主人公:正木誠/亀梨和也

女運がなく、過去に付き合う女性達はいつも問題があり、挙句に振られるという恋愛を重ねて来た。

突然現れた神を名乗る謎の男に翻弄されながらも、過去の様々な偶然から運命を信じ、幸せを目指して真っすぐ突き進む。

ウェルカムウォーター社の社員。

湖月晴子/木村文乃

男運に恵まれず、30歳を迎え、「次を最後の恋愛にしよう」と恋愛には慎重でなかなか前に踏み出せない。

運命なんて信じる訳もなく、「ボク、運命の人です」と突然現れた誠に対しても冷たい態度を取り突き放す。

しかし誠の一所懸命さと誠実さに、頑だった心もだんだん変わってくる。

スワローマーケティング社の社員。

謎の男/山下智久

自称神を名乗る男。突然誠の前に現れ、誠と晴子が結婚しないと地球が滅亡するという予言をし、おちゃらけながらも誠と晴子を結婚させようと誠に様々なアドバイスをしたり、おかしなミッションを課したりする。

いつも誠の部屋に突然出没する。

定岡光圀/満島真之介

晴子の高校時代の同級生。数年ぶりに晴子と再会し、晴子に積極的にアプローチする。

高校時代、誠とは野球で対戦していた。

恋愛には積極的だが、切り替えも早い。

四谷三恵/菜々緒

晴子の同僚でもあり、親友。恋愛は晴子とは真逆で積極的。

誠の会社ではマドンナ的存在。

葛城和生/澤部佑

誠の同僚であり、いつも場を和ますムードメーカー。意外とモテる。

烏田翔吉/田辺誠一

誠が働くウェルカムウォーター社の部長。性格は穏やかで、のほほんとしたキャラクター。

関原卓/大倉孝二

ウェルカムウォーター社で誠の先輩の営業マン。四谷に思いを寄せる。

宇久森みどり/岡野真也

ウェルカムウォーター社の社員。葛城に思いを寄せる。

鳩崎すみれ/渡辺江里子

晴子が働くスワローマーケティング社の社長。誠の上司の烏田に思いを寄せる。

湖月大地/杉本哲太

晴子の父。豪快な性格。ウォーターサーバーの導入を考え、営業マンの誠と知り合う。

湖月善江/石野真子

晴子の母。いつも晴子を見守る優しい母。

 

 

「ボク、運命の人です。」第10話【最終回】のネタバレ

 

〜謎の男(山下智久)〜

(ベートーベンは後世に残る名曲をいくつも残した。ベートーベンが偉大である事はもちろんだが、それ以上に賞賛されるべき人を忘れてはいないだろうか。ベートーベンをこの地球に産み落としたのは彼の両親だ。もし彼らが出会っていなかったら、『運命』はおろか、ベートーベンという人間すら産まれていなかったのだから。皮肉な事にベートーベンはこんな言葉を残している。『神に頼るとは何たる事か、自らの力で自らを助けたまえ』と。地球の運命を握っているこの2人(誠と晴子)。果たして自らの力で結婚という幸せをたぐり寄せる事が出来るのだろうか。)

 

謎の男の記憶がなくなった誠(亀梨和也)はいつも通り出勤する。

『新規営業10件獲得した者に報奨金10万円』という紙が張り出される。誠に期待している皆は、また美味しい焼肉食べたいなぁ、と誠に言う。みどり(岡野真也)も、烏田(田辺誠一)が最近元気ないので、焼肉行って皆で元気づけましょう、と言う。

 

三恵(菜々緒)とランチをする晴子(木村文乃)。

三恵はガードの固い女キャンペーンを始めてから、人生が上手く廻り始めた気がする、と話す。そのお陰か、定岡のご両親に好印象をもたれた、と嬉しそうに話す。でも、ここまでいくとキャンペーンの止め時がわからない、という三恵に、もう十分だからそろそろガードを緩めた方が良いのでは?と晴子はアドバイスする。そんな晴子に三恵は「一仕事終えた女は言う事が違うね〜。」と笑顔でからかう。

 

レストランバルで食事をする誠、烏田、関原(大倉孝二)。烏田の娘もニンジン嫌いだが、ニンジンを克服した烏田が急に「ニンジン美味しいから食べなさい。」としつこく言い始めたら娘が急によそよそしくなった事を烏田は悩んでいた。絶対怒っているはずなのに、丁寧な言葉遣いをするから、余計こたえると言う。

烏田の親子関係が上手く行かないのは誠が烏田のニンジン嫌いを治したからだ、と関原は言うが、烏田はニンジンが食べられる様になって誠には感謝していると言う。

そのあと、2人とも誠の家に来る。烏田は妻と娘が実家に帰っているから泊まっていくと言う。関原は、この前誠の家に来た時嫌な気配がしたがなくなっている、除霊したのか?と聞く。怯える誠と烏田。関原は、この前土足の美男子を見たと話し、冷蔵庫の所にあった豆腐のトートバッグはどうしたのか?と聞くが、誠は全く思い出せない。

 

真っ暗なオフィスで誠の席に座る謎の男。じっと壁の向こうの晴子の席を見つめる。

翌朝、烏田と朝食を食べる誠。烏田に、関原はテトラポットの子とのデートがある為、終電で帰ったと説明する。烏田に、誠は順調かと聞かれ、あとはプロポーズだけだと答える。烏田は、タイミングだけは気をつけた方が良いとアドバイスする。

烏田 「鉄は熱いうちに打てって言うけど、本当だね。一度冷めるとどんなにたたいてもびくともしなくなるから。」

誠  「今すごい熱々なので叩き頃だと思います。」

烏田 「いいねぇ。婚約指輪は?どんなの考えてる?」

誠  「前に部長に教えて頂いた、ハンバーグにチーズのトッピングのシンプルなやつじゃダメですか?」

烏田 「婚約指輪は、一生に一度の物だからそこはもう豪勢にいかないと。トッピングはもうチーズじゃなくてフォアグラね。」

誠  「それは豪勢ですね。」

烏田 「でもね、フォアグラを全面に出しすぎると安易に高そうなの選んできたな、って見透かされるから。」

誠  「良かった、聞いておいて。」

烏田 「だから、トッピングは乗せるんじゃなくて、下に敷く。」

誠  「じゃ、今回もハンバーグの下にフォアグラを敷く話で伝わりますかね?」

烏田 「大丈夫!自信もって!」

 

ジュエリーショップに婚約指輪を探しに行く誠。前回も担当してくれた店員に、上から見ると普通のハンバーグなのに下にフォアグラが敷いてあるようなイメージのものを、、、と注文する。明日の昼には出来ているので、都合の良い時に取りにきてください、と言われ、店を出る誠。

店の外で、小さな女の子にちょっと風船を持っていて欲しいと頼まれる、、、がその時風が吹き、風船は空に飛んで行ってしまう。悲しそうな女の子に謝ると、「あなたに期待した私がバカでした。」と言われる。どこかで風船買ってくるから、と言うと女の子は、私は風船が欲しかったんじゃなくてゆるキャラのアイビッキーがくれた風船だから嬉しかったんだと話す。急いで行ってもらってくるから!と誠は言うが、次の営業先に行ってしまったのでもういません、と女の子は言う。女の子がお母さん!と駆け寄ったのはさっき指輪の対応をしてくれた店員だった。2人に誠は謝るが、女の子は「さようなら」と言い、去って行く。

スワローマーケティング社では社内の模様替えがされていた。晴子の席は移動になり、誠とは背中合わせでなくなる。ちょっと淋しく思いつつも強がる晴子。その時晴子と三恵は鳩崎(渡辺江里子)に呼ばれる。

 

誠は契約目前で他会社に取られてしまい、営業中には鞄の中にお茶をこぼされ、ジュエリーショップは臨時休業で、晴子は明日から急な大阪出張でいつ帰れるかわからず、、、と良い事がない。

 

定岡(満島真之介)の前にはいつもよりラフな格好の謎の男が、虹のコンビニの袋を持って現れる。公園に行ってちょっと飲もうと誘う。

 

なんかあったの?と聞く定岡。謎の男は、仕事で旅立つ事になって、しばらく会えなくなるから挨拶に来たと言う。

定岡  「しばらくってどれくらい?」

謎の男 「30年くらい?」

定岡  「そんなにも?!」

謎の男 「もしかして少しは淋しいと思ってくれてんの?」

定岡  「当たり前でしょ。せっかく仲良くなれたと思ったのに。」

謎の男 「大丈夫!みっちゃんは切り替え早いから、俺がいなくなっても楽しくやれるって。」

定岡  「そういえばさ、どういう仕事してるの?」

謎の男 「簡単に言うと、地球の幸せを引き寄せて離さない仕事!」

定岡  「全然ピンとこないんだけど。」

謎の男 「一つだけ、お願い聞いてもらえる?」

定岡  「うん、もちろん!俺に出来る事だったら何でも言って。」

謎の男 「旅立つ事、誠には内緒にしてて欲しいんだ。出来れば、あいつには俺の話もしないで欲しい。」

定岡  「どうして?」

謎の男 「うーん、お互いに別々の道で頑張ろうって約束したから。余計な事思い出させたくなくてさ。」

定岡  「そっか。うん、わかったよ。」

謎の男 「約束してくれる?」

定岡  「もちろん。男の約束。」

2人は指切りをする。

謎の男 「本当?」

定岡  「俺、切り替え早いけど、口は堅いから!」

謎の男 「やっぱみっちゃん頼りになるわー。今までの事もすげー感謝してるんだ。」

定岡  「サブちゃんに感謝されるような事何もしてないよ。」

謎の男 「誠の事いっぱい手助けしてくれたじゃん。普通なかなか出来ない事だと思うし。」

定岡  「いやぁ、サブちゃんにそこまで褒められると本当に最後のような気がするよ。」

謎の男 「これが最後にならない様に頑張るからさ!誠の事、よろしく頼むね!」

定岡  「うん、わかったよ!」

2人はしっかりと握手をする。

定岡  「じゃね。」

謎の男 「またね。」

謎の男 「あっ、30年後、俺たち絶対一緒にゴルフ行くからね。」

定岡  「おう!絶対だよ。」

謎の男 「その時は誠にキャディーやらせようね。」

定岡  「そうだね。」

謎の男 「ゴルフ終わったらさ、葉巻で一服してさ。」

定岡  「その時は極上の葉巻、用意しますよ。」

謎の男 「灰皿は誠に用意させるから、心配しないで!」

定岡  「そうだね、楽しみにしてるよ!」

謎の男 「じゃぁね、みっちゃん!」

定岡  「じゃぁね、サブちゃん!」

2人は別れ、謎の男は「じゃあね、誠」と呟きながら歩いて行く。定岡は後ろを振り返るが、もう謎の男の姿は見当たらない。

 

誠は家で入浴剤を使おうとすると中身は空っぽ。「えっ、これいつ使ったっけ?」と呟く。

 

湖月家で朝食をとる3人。晴子が出張で泊まる宿は将棋の大きな対局でも使われる有名な旅館だと大地(杉本哲太)は言う。

善江 「あっ、そうだ!カニどうする?2人っきりじゃ食べきれないわね。」

大地 「北海道の友達が明日着で送ってくれたんだ。」

晴子 「えーー、何で明日なの?」

善江 「だって、出張って聞いてなかったもん。」

大地 「三恵ちゃん呼べばいいじゃないか。」

晴子 「三恵も一緒に出張なの。」

大地 「じゃ、正木君呼ぶか。」

善江 「それもいいわね。」

晴子 「なんでよ。私がいない所で一緒にカニ食べないでよ。」

大地 「まぁ、そうだな。カニのはさみで2人の縁を切ってしまったら申し訳ないしな。」

 

大阪で仕事をする晴子と三恵。

 

誠は定岡とランチをする。

誠  「もしかして、三恵さんも大阪に行ってる?」

定岡 「うん。晴子と同じ部屋みたいよ。」

誠  「当分帰ってこられないみたいだね。」

定岡 「だから俺、明日大阪に行こうと思っててさ。」

誠  「えっ、何しに?」

定岡 「サプライズでプロポーズしようと思ってる。」

誠  「マジで?!」

定岡 「早いかな?」

誠  「ううん、全然そうは思わないけど。」

定岡 「だから、晴子には内緒にしておいて欲しいんだ。」

誠  「あ、うん、もちろん。」

誠  「そっか、、、大阪でプロポーズか。」

定岡 「正木君も来れば良いのに。夜向こうで合流したら絶対楽しいでしょ!お好み焼きとかたこ焼きとかはしごしてさ。」

誠  「鉄板が熱々の街だもんね。」

定岡 「何それ?」

誠  「やっぱ俺も行っちゃおうかな。」

定岡 「そうしようよ。」

誠  「待ってたら冷めちゃうもんね。鉄は熱いうちに打てって!」

誠は決意を固め、ジュエリーショップに婚約指輪を受けとりに行く。そして大阪行きの飛行機も予約する。

 

ウェルカムウォーター社では関原の活躍により新規営業10件を達成する。焼肉!と盛り上がる社員。関原の取引相手はホタルイカの漁師さんで、彼女の為にテトラポットの撮影をしてくるので戻りはちょっと遅くなる、と烏田は皆に嬉しそうに伝える。

 

今晩大事な話があるから誠の家で飲みたいと言う葛城(澤部佑)を、今夜は無理と誠は断る。

誠は仕事後空港に行くが、、、台風の影響で大阪便が欠航になってしまう。

家に帰ってきた誠を葛城は大笑いする。

葛城 「俺の為にキャンセルしてくれてありがとう。」

誠  「うるせーな。いい加減笑うのやめろよ。」

誠  「最近なんか上手い事行かないんだよな。」

葛城 「でもあの幸薄い子とは上手くいってるんでしょ?」

誠  「今大阪に出張なんだよ。」

葛城 「それで会いに行こうとして飛行機が飛ばない。これ再び女運が下がってきてますね〜。」

誠  「今それ、一番気にしてる事だから!絶対に言わないで!」

葛城 「もしかしたら、そのまま大阪から戻ってこられないなんていう可能性もあるよ。」

誠  「ねえよ、そんなこと。」

その時誠の携帯にメールが来る。

誠  「うっそ、マジか。。。」

葛城 「何?」

誠  「友達が大阪に着いたって。」

葛城 「天気考慮したら空より陸だろ!」

誠  「だってしょうがないだろ。先にチケット買っちゃったんだから。」

 

三恵と晴子の部屋。部屋の床の間には大きな王将の駒が置いてある。

このまま順調にいけば結婚するが、まだ結婚は早い気がすると言う三恵。晴子は一緒になるイメージが出来ているなら早い遅いは関係ないと言う。

定岡から大阪に来てるというメールが来て驚く三恵。明日も仕事なのに突然来るというサプライズは、プロポーズなのかもと察する。

誠が来る前はみどりに結婚を迫られるなんて夢にも思わなかったという葛城。誠は、みどりがずっと葛城とは運命を感じると言っていたと話す。

誠  「和生といろんな事が一致するんだってよ。実家の犬の名前とか、乳酸値とか、ヘモグロビンとか。」

葛城 「そんな事、ただの偶然でしょ。」

誠  「ただの偶然と思うか、それを運命と感じるかは人それぞれ。でも信じてみると結構面白いもんだよ。」

葛城 「ヘモグロビンの数値が一致する面白さって何?」

誠  「知らねぇよ!面白さは自分で探すんだよ!」

空港で買った空弁を食べようとする誠。そのお弁当はご飯の上の梅干しとシュウマイの上のグリンピースがなくなっていて、その部分がくぼんでいた。

誠  「えっ?何で?」

葛城 「そんな事ってある?くぼみだけあって梅干しもグリンピースもないなんて!」

誠  「お前食べた?」

葛城 「今初めて封開けたでしょ。うわーでもすげーじゃん、これ運命じゃん。」

誠  「こういう時に使うんじゃないよ!」

葛城 「やっぱり色んな運が目に見えて下がってきてるね。」

誠  「マジでへこむわー。」

葛城 「へこんでるわー。真ん中だけ見事にへこんでるわー。」

誠  「うるさいよ!」

大阪の夜景が綺麗な川辺。緊張する定岡。

定岡 「今日、ここに来るまでずっと考えてたんだけどー」

三恵 「プロポーズの言葉?」

定岡 「えっ?」

三恵 「えっ、違った?」

定岡 「いや、ま、そうなんだけど。」

三恵 「ゴメン、私こういう儀式みたいの苦手でさ。」

定岡 「儀式ではないと思うんだけど。」

三恵 「だってすごい緊張してるじゃん。」

定岡 「そりゃ緊張するでしょ。今から真剣に結婚申し込もうとしてるんだから。」

三恵 「オッケー。」

定岡 「何が?」

三恵 「私の返事。オッケー。」

定岡 「いやいやいや、俺まだ何も言ってないからね。」

しまった、という顔をする三恵。その時結婚行進曲が鳴り響く。後ろを振り向くとトランペットを練習している人がいる。

三恵 「何あれ!おもしろーい!」

定岡 「いや、俺じゃないから。」

三恵 「またまたー。」

定岡 「本当に偶然だから。」

三恵 「そんな事ある?」

定岡 「だから今おれもビックリしてて。」

三恵 「じゃ、運命が私たちの背中を押してくれてるのかもね。」

定岡 「かもしれないね。」

三恵 「無理しないのが一番だよ。」

定岡 「そうかもね。」

定岡は三恵の手を引き抱きしめる。

定岡 「結婚しよっか。」

三恵 「うん。」

幸せそうに笑い合う2人。

定岡・三恵「グッジョーブ!!」

 

報奨金で焼肉屋で食事をする誠達。

烏田は誠に、娘が怒ってた原因はニンジンではなかったと言う。何ヶ月か前に言った些細な一言がずっと引っかかっていたらしい。手前の出来事に目がいきがちなんだけど、根本的な問題はもっと最初の方に潜んでいたりする、という。

誠は、決戦の時は近いからしっかり食べておけ、と関原に言われる。決戦って何かと聞くと、自分の胸に手を当てて考えろと言われる。

 

焼肉を食べ終わった後、誠はアイビッキーのイベントのパンフレットを見つける。

歯車が狂いだしたのは、女の子がアイビッキーからもらった風船を飛ばしてからだ、と誠は気付く。

そして誠はアイビッキーのイベントに行き、アイビッキーから風船をもらう。その時運命の鐘が鳴り響く。

すると、早速晴子から東京に帰れる事になったというメールが届く。

 

アイビッキーからもらった風船をジュエリーショップの店員に届ける誠。帰ろうとすると呼び止められ、良かったらもらってくださいと日本吹奏楽団のサマーコンサートのチケットを渡される。それは誠が二ヶ月前に偶然晴子と居合わせたコンサートの楽団だった。こんなに豪華な物を頂くわけには、、、と遠慮する誠に店員は、娘はピアノをやっているが、翌日に国際コンクールに招待された関係で行けなくなったと言う。それに今月と先月で2つも指輪を購入してもらっているので、そのお礼も込めて、と言う。指輪の相手とぜひ!と言われ、誠はチケットを受けとる。

誠からの風船を受けとった女の子。家でピアノを弾く。その曲はベートーベンの『運命』だった。

 

コンサート当日、誠はもらったチケットを手にし、家を出る。ベランダには「When it rains, it pours.」と書かれた青いTシャツが干されていた。

 

晴子は母から傘を持って行く様に、父からは帰りに単三電池を買ってきて欲しいと言われ、玄関で見送られながら家を出る。手には誠からもらったビニール傘を持って。。。

 

空を見上げる誠、突然大雨が降ってきた。走って会場に向かう。

晴子がコンサート会場で待っていると、ずぶ濡れの誠が走ってきた。久しぶりに会えたので嬉しそうな2人。サマーコンサートの演目は、ベートーベンの『運命』だった。

 

コンサートを聴きながら、誠と晴子は、高校野球、サッカー観戦の日、会社での偶然、コンサート会場、、、今までの2人の運命の出会いや出来事を思い出していた。

(誠  人生で一番辛かった日に偶然声を掛けてくれた晴子)

(晴子 人生で一番辛かった日に偶然声を掛けてくれた誠)

(誠  最初は運命なんて何の役にも立たないと思っていた)

(晴子 最初は運命なんて気持ち悪いだけだった)

(誠  でも、少しだけ信じてみようと思った)

(晴子 でも、信じるのが怖かった)

(誠  信じて走り出すと不思議な事が次々と起こった)

(晴子 不思議な出来事が少しずつ心を溶かしていった)

(誠  きっと運命とは諦めずに信じ続けた者だけがたまに受けとれるご褒美のような物だ)

(晴子 きっと運命とはただの偶然だと切り捨てていた物の中に紛れ込んでいる宝石のような物だ)

(晴子 運命なんてないと思っていた)

(誠  運命なんてないと思っていた)

 

演奏が終わり、立ち上がって拍手をしようとした晴子の手を誠は引っぱり、座らせる。そして晴子の耳元で「僕と結婚してください」と言う。

晴子は笑顔で「はい。」と答える。

嬉しそうに笑い合う2人。

会場の拍手は2人を祝福してくれているかのようだった。

帰り道、一つの傘をさす2人の前には綺麗な虹がかかっていた。

誠  「結局くぐれなかったけど、本当に結婚してくれるの?」

晴子 「え?もうくぐってるよ。」

誠  「え?どういう事?」

晴子 「気付いてないならいいよ。私だけの秘密。」

誠  「なにそれ、感じ悪くない?」

そういいながら2人は微笑み合う。

誠  「やっぱ神様っているのかな。」

晴子 「私前から気になってたんだけど、ちょいちょい神様の名前だすよね。」

誠  「いつ言った?」

晴子 「最初に声掛けてくれた時も、神を名乗る男に運命だって言われたからって。」

誠  「俺そんな事言ったの?」

晴子 「はっきり言ったよ。え、覚えてないの?」

誠  「うん、それが、全然覚えてないんだよね。」

 

誠  「でも、、、神様は信じてるかもね。」

晴子 「えっ?」

誠  「ちょっと生意気だけどね。」

晴子 「どういう事?」

誠  「俺だけの秘密。」

晴子 「そっか。」

誠の家の浴槽の床には『結婚おめでとう 誠のくせによくやったな』の文字が。

風船の女の子は家でピアノを弾く。風船には『三十年後の演奏 楽しみにしてるよ』の文字が。

野球のスコアボードには「うめの」「あかい いとう」の文字が。

そして誠の家にはWhen it rains, it pours.のTシャツと、机の上にはキラキラ輝く指輪が置いてあった。

そしてチャイムが鳴る。。。

【完】

後からでも見れる動画メディア紹介

http://cu.ntv.co.jp/bokuunmei_10/

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