「ぼくらの勇気 未満都市 2017【SP】」7月21日(金)放送内容

 

 

【Introduction】

20年前のあの日、戦いの最後にヤマトは言った。「俺たちはあんた達みたいな大人にはならない」と。「そして20年後の今日、俺たちでまたこの場所に集まろう」と。今日はその日だ。

・・・俺たちはどんな大人になったんだろうか?

あの日から20年・・・彼らは約束の日に久しぶりの再会を試みる。来る者来ない者・・・実はそれぞれにみんな内に沸々としたものを抱えていた。僕達がなりたかったのはこんな自分だったか?ひょっとしたら自分はいつの間にかなるまいと誓った大人になっているんじゃないか?そんな時、強大な敵が彼らの前に再び現れる。1997年、幼い勇気だけを武器に国の陰謀という巨大な敵に立ち向かった僕ら。2017年、僕らが立ち向かうべき敵はもっともっと手ごわい相手だった。その敵とは・・・自分自身?勇気だけを武器に戦っていたあの頃のように、仲間のために立ち上がる。気がつけば、20年前、籠城をしたあの日のように・・・。

 

 

今回の出演キャスト

 

新藤大和(ヤマト)/堂本光一

区立中学・理科教師。元未満都市のリーダー。
幕原を出た後、名古屋の進学校の3年次の3か月間を棒に振ったこともあり、二浪して2000年に某私立大学の理工学部に入学。将来は細菌学の化学者になり、T幕原型の本性を突き止めたいと燃えていた。東京での2年間の浪人生活で、スズコとは疎遠になってしまった。名古屋で小さなスーパーマーケットを営む両親は一人息子に残ってほしかったが。大学ではサークルには入らず、勉強とバイトに明け暮れる。女っ気はなく、ただひとりいい感じになった同級生とも今一歩踏み込めず、自然消滅。大学時代の唯一の楽しみは10万円で友人から譲り受けたポンコツ車で温泉行脚をすることと、苔の観察。そんな有事には強いが平常時には優しくいささかぼんやりしている本来の性格が凶と出て、2005年、様々な研究職への就職に失敗し、研究調査は1人でもできると、一応免許を取っていた教職への道に進む。今の中学は教職について3校目になる。教師になっても特に力を発揮することなく、淡々と日々を生きている。漫研の腐女子生徒がヤマトのファンクラブをひそかに結成しているが、部員は2人ということもあり、本人は知らない。年老いた親のために、名古屋に戻ることを最近なんとなく意識し始めたが名古屋に帰ると結婚という難題に直面せざるを得ないので、ぐずぐずしている。幕原のことについては、直後の何年かは対策本部へのリベンジに燃えていたが、時が経つにつれある種の「思い出」として自分の中に残っている。それは、いささか甘美なものでもあり、そういう自分にひそかに罪悪感を感じる瞬間もある。

滝川尊(タケル)/堂本剛

滝川法律事務所・弁護士。
幕原解放後はいったん大阪の実家に戻る。ユーリとレイジという2人の思い入れの深い相手を失った心の傷に、実家の母と姉の明るさはあまりにも能天気すぎた。だがそれを周囲に悟られることなく次の年の大学受験で、もともとの志望だった某国立大の法学部に1998年春見事現役合格。とにかく早く弁護士になりたかった。理由はあの3か月間のつらい出来事を早く忘れて、人生の軌道を幕原以前に戻したかったから。いや、忘れるというよりも過去の出来事として、自分の中で受け止められるようになりたかったのだ。だが大学の4年間は寂しがりやのタケルにとって誘惑が多すぎた。同じ授業を取った気の合う友人に誘われて、学生旅行に明け暮れてしまったのだ。日本を離れて見る様々な景色は確かに心安らぐもので今思うと現実逃避だったのかもしれない。渡航先は20か国以上、ヒッチハイクのテクニックでは右に出るものはなくなったが、単位もいくつか落とし、ロースクールへの進級もぎりぎりという状態に。この厳しい現実に、いつの間にか幕原後の決意どころではなくなっていた。はっと気づいて猛勉強を再開したものの司法試験には2回落ち、親にも見放されバイトしているうちに30代を迎え、どうしようかと今に至る。

岩永彰(アキラ)/相葉雅紀

設計事務所・一級建築士。
20年前人工衛星が落ちた幕原の跡地に、復興を記念する図書館を設計するが……。

江口杜生(モリ)/松本潤

レストラン『トラットリアRIKI』を経営。
イタリアのレストランで修業をし、自身の店を持つことに成功。何故か昔の仲間と連絡を取りたがらない。

岡本貴一(キイチ)/小原裕貴

バス運転手。
結婚して子供が3人いるため、必死で働いている。

松本鈴子(スズコ)/矢田亜希子

シングルマザー。
幕原を出てからヤマトとは疎遠に。その後、出会った男性と結婚して息子・恵太が生まれたが、夫が仕事中の事故で亡くなってしまう。

左山/向井理

幕原復興本部・本部長付。
本部長・長沼の片腕。優秀ゆえに長沼も一目置いている。ヤマトとタケルを執拗に追い詰める。

真壁/山内圭哉

幕原復興本部・エージェント。
左山の実行部隊。某建築会社勤務。

優奈/早見あかり

滝川法律事務所・アルバイト。
タケルに好意を持っている。

高木/道枝駿佑

区立中学・3年E組
学校に嫌気がさして中学3年に進級してから不登校に。ゲームおたく。

風間/千葉雄大

設計事務所・一級建築士
アキラの後輩。

 

「ぼくらの勇気 未満都市 2017【SP】」7月21日(金)放送のネタバレ

 

2012年—約束の日の5年前・夏—

コンビニでバイトするタケル(堂本剛)。サバの水煮缶を見て昔を思い出し、懐かしむ。

コンビニの外で喧嘩があり、その中の1人のバッグが落ちていた。拾って見ると、その中にはたくさんの現金が入っていた。

 

落とし物のバッグを持って高級寿司屋に行くタケル。美味しさに悶絶していると、「タケルだよね?」と声をかけられる。アキラ(相葉雅紀)だった。

 

アキラは幕原に行って来た帰りだという。今は一級建築士をしていて、幕原の人工衛星が落ちた場所に図書館を建設予定だという。それを聞いて慌てて店を出るタケル。追いかけて来たアキラに、拾ったお金で寿司を食べた事を話す。司法試験に2階落ちている、3回落ちたらロースクールを含め10年間がなかったことになる、とタケルは話す。「変わったね。」とアキラ。警察に行って落とし物ですって届けようと言うアキラ。そしてお金を使ってしまったタケルに自分の財布から3万円を出し、タケルのポケットに入れる。

「あと5年、忘れるわけないやろ。忘れられたら楽だと思ってたけど。」とタケルは言う。アキラは「まだ5年もあるから大丈夫!5年後また会おう!」と言って2人は別れる。

タケルは警察にバッグを届けにいく。

 

タケルと別れた後、連絡があり、アキラは幕原に戻る。現場は騒然としていた。ガス管の破裂で10人以上死んだという。防護服を着た人々が亡くなった人を運び出す。

 

『あんた達みたいな大人にはならない。』

20年前僕らはそう誓った。あの日の僕らが今の僕らを見たら一体何て言うだろう・・・。

 

2017年—約束の日12.24—

 

中学校で教員をするヤマト(堂本光一)。生徒に進路希望調査票を配る。

 

『今、あいつらに必要なのは算数なんかよりも笑う事なんだ。』と20年前言った事を思い出す。

 

そして「今君達に必要なのは笑う事なんかじゃない。現実と向き合って、偏差値を一つでも上げる事だ。」と生徒達に言う。

 

『あの日のあいつが僕を見たらきっとこう言うに違いない。つまらん大人になりよったのう。』

 

浮気した夫の弁護をするタケル。

いつも無茶苦茶な弁護で相手を負かしているという。アルバイトの優奈(早見あかり)に後は頼んで事務所を出る。

 

人工衛星のかけらを持ってタケルは幕原へと向かう。ヤマトも地図を手に向かうが、すっかり変わってしまった幕原の姿に驚きを隠せない。

 

「どちらさんでしたっけ?」と、タケルはヤマトに声をかける。ヤマトはサバを毎日食べているという。ユーリの墓があった場所には公衆電話があった。「生きとったらアラフォーか。どんなおばはんになってたやろうな。」というタケル。

 

ヤマトとタケルは人工衛星の落ちた場所(グラウンドゼロ)に行き、タケルは建設中の図書館はアキラが設計したと話す。20年前の思い出を語り合う2人。そしてアキラの姿を見つける。

今日は3人で飲もうか、と言うとアキラは財布を落としてお金がないから無理だと言う。じゃ、と言いながらタケルは財布を出し、弁護士になった事を伝え、5年前の3万円をアキラに返す。ヤマトも、平教師だからと1万円を渡し、アキラは「友達がいて本当に良かった・・・」と涙ぐむ。

 

その頃、図書館前では防護服を着た人々が作業をする中、幕原復興本部の面々が現地に集まる。原因は何かと聞く長沼(山口馬木也)に、地下深くにたまった例の水がコンクリートの強度の限界を超えて滲出したと考えられる、と説明する。収束の目処は2週間ほどだという。左山(向井理)は、幕原復興は国家の意思、再開発を止める事は日本の成長を止める事になるので、図書館建設は中止するべきではない、と主張する。

 

2018年 夏

3年になって以来不登校の高木(道枝駿佑)が職員会議の議題となり、2年時担任だったヤマトが家庭訪問する事になる。

ゲームばかりしている高木にヤマトは、現実と向き合え、と言う。現実って何ですか?大人って何ですか?嘘つく人の事ですか?と聞く高木に「そんな大人ばっかりではない。」としか言えないヤマト。

 

ヤマトにキイチ(小原裕貴)から電話が来る。今は結婚して長距離バスの運転手をしていて、約束の日はクリスマスだったから仕事などいろいろあって行けなかったと言う。そして、半年くらい前にアキラに5千円貸したけど、連絡が取れない、と話す。

ヤマトはタケルの事務所へ行き、その事を話し、再会した日アキラの様子がおかしかったとヤマトは言う。タケルは、アキラには大きい借りがあるので助けないと、と言う。他にも貸している人がいるかもしれない、とヤマトは言う。

 

タケルはモリ(松本潤)を訪ねる。モリはレストラン経営をしていた。そして20年前飼っていた犬のリキの名前が店の名前になっていた。タケルが、アキラから連絡があったか、と聞くと、20年ぶりに電話があり、お金を貸して欲しいと言われたが断った、と答える。仲間だろ?というタケルにモリは、仲間だと思われたくないから断ったんだ。20年前の約束の日だって関わりたくないから行かなかった、もう連絡しないでくれ、と言う。

 

ヤマトの家に行くタケル。ヤマトは緊張しながら久しぶりにスズコ(矢田亜希子)に電話する。スズコはシングルマザーになっていた。タケルが、アキラから連絡があったかと聞くと、今年の春頃話があるって言われて呼び出されて、急にお金を貸して欲しいと言われた、とスズコは言う。スズコは、夫が幕原の図書館の建設現場で起こった爆発事故で亡くなったから余裕がない事を話すと、アキラは黙り込んで「ゴメン、スズコ。」と言って帰って行った、と。

 

ヤマトがアキラの設計事務所を訪ねると、アキラは一昨年辞めたと言われる。ヤマトが、建設現場の爆発事故が原因なのか?と聞くと、あれは古いガス管が破裂した事が原因なので彼の退職とは関係ない、と言われる。帰るヤマトはアキラの元同僚の風間(千葉雄大)に引き止められる。アキラは爆発事故からしばらくした後、図書館の建設をやめろと言い出したという。理由は聞いたけど知らない方が良いと言われた、と。多分辞めたんじゃなくて、会社に辞めさせられたんだろう、と風間は言う。

 

ヤマトの家に泊まるタケルに、ヤマトは高木の事を相談する。タケルは一度ゲームをやってみれば高木の気持ちがわかる、ゲーム内で高木と会話が出来るかもしれない、とヤマトにゲームをさせる。ゲームの中で高木のハンドルネームである“スワン”を探すが、見当たらない。その時、ゲーム内の会話で、「ところで幕原図書館の爆発事故で爆発音を聞いた奴が1人もいない件続報」「こないだも防護服多数来てた」「あの地下は汚染されている」という会話がされていて、ヤマトはあわてて寝ているタケルを起こす。

 

ヤマトはタケルと幕原に行く。

そして塀の下を掘って中に入る。そして建物の地下に潜入するとそこはとても冷やされていて、たくさんの大きな袋の固まりがあった。ナイフで開けてみると、中身は凍った草のような物が入っていた。

 

タケルは爆発事故で亡くなった人のリストを取り寄せる。遺族は2億円の示談金をもらっているという。タケルが遺族に連絡をしていくと、遺体に傷はなかった、すぐ火葬にまわされた、指一本触れさせてもらえなかった、と遺族はそれぞれ話す。

 

ヤマトはタケルに、T幕原型ウィルスが再び蘇ったに違いない、と話す。ウィルスは突然変異をして耐性をつけて地中で生き延びた、それが地下水と混ざって・・・と。ヤマトは本当は教師ではなく研究者になりたかったという。T幕原型が何なのか突き止めたかった、と。その時、アキラからタケルに電話が来る。タケルは今まで調べて来た事をアキラに話すと、俺みたいになりたくなかったら全部忘れろ!と言われる。この20年政府は5千億円以上を幕張の復興につぎ込んで来た、そして現在7万人が幕原に住んでいる、つまり政府は図書館の下にウィルスがいる地下水が流れているなんて認めるはずがない、忘れるしかないんだ、と。

 

何でアキラは言わなかったのか、と憤るタケルにヤマトは、言わなかったんじゃなくて言えなかったんだ、俺たちはもう大人だから、と言う。

 

防犯カメラの映像から幕原復興本部にヤマトとタケルの素性がバレる。20年前の事を知っているので厄介だ、図書館の地下の秘密を知っている可能生がある、とざわつく。左山は、安易な行動にはリスクがある事を彼らに知らしめる、と言う。

 

ヤマトとタケルは図書館建設を辞めさせようと策を話すが、尾行されている事に気付き、バラバラに逃げる。2人はそのままモリの経営するレストランに行く。モリはウィルスが移るから近づくな、とか今まで辛い思いをして来たという。飲食をやってるから風評被害は避けたい、と。2人はウィルスが生き返った事、政府は認めていない事を話し、お前だったらどうする?と聞く。モリが、僕には仕事がある、と答えるとヤマトは、安心した、頑張れよ、と言い帰る。2人が帰った後、モリは20年前作った未満都市の国旗を取り出し、見つめる。

 

スズコを訪ねるヤマトとタケル。2人は旦那さんの死因はガス管の爆発ではないと話す。そして出来るだけ早く幕原を出た方が良い、と言うが、そんな簡単な事ではないし、正直余裕がない、とスズコは言う。2億円は?というタケルに、もらったけど手はつけていない、たとえいくら積まれたって彼は帰ってこないから、と話す。

 

その帰り、2人を幕張復興本部の真壁(山内圭哉)が待っていた。国に逆らっても仕方がない、正義は力の弱い奴が使っても所詮無力だ、この世界は力のある人間が正義だ、と言われ200万円を渡される。受けとらず帰る2人に真壁は、タケルが拾った金を横領した事を指摘し、弁護士資格の剥奪もあり得る、と脅す。

 

ヤマトは、相手は国だ、勝てるわけがない、それに自分たちはウィルスに触ったら死んでしまう、とタケルに手を引かせようとするが、タケルはヤマトが作ったウィルスを閉じ込める容器を発見する。

 

計画を立てる2人。死ぬ覚悟のタケルに、人生に悔いはないのか?と聞くヤマト。タケルはやり残したのは結婚、ヤマトは気がかりなのは生徒の事だと言う。

 

ヤマトはゲーム内で高木を見つけ「謝りたい事がある」とリンクを貼る。高木はわけもわからずそのリンクを開くとヤマトのLIVE動画が出た。ヤマトは生徒達の前で幕原での出来事を話す。毎日死にものぐるいで生きたこと、たくさんの経験が出来たこと、そしてかけがえのない328人の仲間が出来たこと。20年経った今でも目に見えない絆で結ばれた仲間だ、と。そして偉そうに進路指導をした事を謝る。今しか出来ない事をやって欲しい、今目の前にある事を精一杯やって今この瞬間を生きて欲しい、そういう一つ一つの今が繋がって未来になる、と生徒達に語りかける。その動画はタケルもモリも見ていた。タケルはアキラに電話して、お前も来ないか、と誘う。そしてアキラに5年前の感謝を伝える。

電話を切った後、タケルは優奈に、もし自分に何かあったら後は頼む、と言う。

 

キイチは「同窓会のお知らせ 7月7日17時30分。オランダ風車にて。君のバスで来てね。例の物忘れずに。」というメールの通り待ち合わせ場所に行く。

そして、そのバスにモリとアキラも乗ってくる。

そして皆はそれぞれ人工衛星の欠片を見せ合う。幕原に向かうバスの中でタケルは20年前に受け継いだ歌を歌う。

 

現場に着くとアキラとモリは目出し帽をかぶり、キイチに拳銃を向け、バスジャックのフリをする。そしてヤマトとタケルは図書館に侵入する。ヤマトとタケルの侵入をいち早く知った復興本部はすぐに動こうとするが、モニターがシャットダウンし、外部からハッキングされたと慌てる。

ヤマトは侵入時にウィルスを入れる容器を割ってしまう。自分が行くと言い合う2人の前に高木がゲーム内の仲間を連れてやって来る。ヤマトのPCから居場所を突き止めたという。そして監視カメラも壊した、と。高木は、自分が地下水を汲むと言う。生徒を危険な目に遭わすわけにはいけない、というヤマトにタケルは、格好つけたい時につけさせてやれ、と言う。高木達は全員未成年で、「リアルダンジョン」だと興奮する。

 

外ではバスの所に集まる特殊部隊をモリが水筒を持って爆弾だと威嚇する。復興本部は、バスが爆弾を積んでいて、そのまま激突されたらウィルスがまき散らされる恐れがある、と慎重になる。

 

高木達は地下水の所まで辿り着く。高木は、この先には自分1人が行くと言い、地下水をペットボトルに入れる。

 

バスの周りにたくさんの警官が集まり、威嚇射撃をする。そして、モリが注目を集める間にヤマトと高木達はバスに乗り込み、全員を乗せてバスは出発する。そしてその後ろをパトカーが追う。

 

その頃、幕張復興本部は図書館地下の地下水の所に侵入された事を知る。左山は、バスの進路を封鎖し、特殊部隊は防護服を着て、侵入したヤマトとタケルは感染しているかもしれないので接触の可能性がある場合は射殺を許可する、と指令を出す。

 

多数のパトカーに追いかけられ逃げ道のないヤマトは、投降しよう、と言う。ペットボトルの地下水を半分水筒に分け、ヤマトとタケルはペットボトルを持って投降し、他の人質は解放するように、と言う。

 

アキラは解放後、水筒を持って図書館に侵入し、自分は設計士で復興本部に地下水を持って来た、と話し、復興本部に図書館の建設を直ちに中止するように求める。15人は死んだんじゃなく、政府に殺された、と。

 

ヤマトとタケルは超法規的措置で解放された。アキラは図書館建設の中止を約束させた。モリも復興本部に人工衛星の欠片を持って行った。それと引き換えに2人の釈放を約束したという。左山は、アキラとモリも20年前幕原にいた事を知り、自分もその当時幕原で育った高校生で、その日はたまたま幕原から出ていた、と話す。もし自分が幕原にいたら彼らと同じ事をしていたかもしれない、と。

 

ヤマト、タケル、アキラ、モリの4人は、20年は短いようで長かった、長いようで短かった、人工衛星の破片を渡した事が正しかったかどうかはまた20年後にわかるだろう、と話す。

 

幕原図書館の建設工事は中止となった。そして海外の研究グループはT幕原型ウィルスのワクチンを開発したと発表した。グラウンドゼロには亡くなった人々を追悼するモニュメントが20年目にしてようやく建てられるようになった。忘れてはいけない事を誰もが二度と忘れないために。

 

アキラは設計事務所に復帰し、5人はそれぞれ元の生活に戻る。高木も学校に復帰する。

 

タケルは裁判で「じっちゃんの名にかけて!」(By金田一少年の事件簿)と言う。

ヤマトは生徒の前で化学の実験をし、「俺に不可能はない!!」(By銀狼怪奇ファイル)と言う。

 

 

<END>

 

 

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