「あなたのことはそれほど」第9話 6月13日(火)放送内容

 

【第8話のあらすじ】

 

生理が来ていないことに気付いた美都(波瑠)。美都から離婚届の署名を求められてもはぐらかし、有島(鈴木伸之)の子だと察しながらも自分の子として育てると言う涼太(東出昌大)。有島(鈴木伸之)に「どうして、、、ずっと嘘をつき通してくれなかったの?」と言う麗華(仲里依紗)。美都のマンションに届いた怪文書は誰の仕業か?美都の勤務先のホームページに書かれた口コミとは?小田原(山崎育三郎)の真意は?

今回の出演キャスト

主人公:渡辺美都/波瑠

眼科で医療事務として勤務。嘘がヘタで、一度決めたら一直線の無鉄砲な性格。
占い師に「2番目に好きな人と結婚するといい」と言われ、勤務先の眼科に患者としてきた優しく穏やかな涼太と結婚。

ごく普通の幸せな結婚生活を送っていたが、ある日中学時代好きだった有島と再会し、抜け出せない不倫へとはまっていく。

 

渡辺涼太/東出昌大

美都の夫で、インテリア関係の会社で働いている。眼科に行った際そこで勤める美都に一目惚れをして結婚。美都に一途で、料理上手で、いつも笑顔の優しい男。
美都が不倫をしていることに気付きながらも何とか幸せな結婚生活を続けようと努力するが、携帯をチェックしたりと次第に美都を監視するようになる。やがて耐えられなくなり、精神が崩壊し、美都への愛が狂気の愛へと変わってく。

有島光軌/鈴木伸之

美都の中学時代の同級生。
イケメンでモテるが、焼肉屋でバイトしていた高校の同級生麗華と再会し、惹かれ結婚。
麗華が里帰り出産中に、偶然、美都と再会する…。
麗華も子供も大事と言う思いはあるが、昔からかわいい子が好きで、美都との出会いにテンションがあがり、根が優しく流されやすい性格のため、ズルズルと不倫をすることになる。

有島麗華/仲里依紗

有島の妻で有島とは高校の同級生。見た目は地味だが、いつも冷静で芯が強い性格。
父親の浮気が原因で両親が別居していて、学生時代苦労をしていた。そんな時、支えてくれていたのが有島だった。
有島と再会しそのまま結婚。有島との間に長女を授かり、専業主婦として育児をしている。

飯田香子/大政絢

美都の中学からの親友。
正義感が強くはっきり物を言う性格なので、美都の無鉄砲な行動にイライラするが、正しい道へ戻そうと諭す。美都にあきれながらも頼られると突き放せない。

三好悦子/麻生祐未

美都の母親。スナックを経営しながらシングルマザーとして美都を育ててきた。
美都はそんな母親を見て、母親のようにはならない、幸せになりたいと切実に願って生きてきた。言い方はキツいが、陰では美都のことを心配し、見守っている。

小田原真吾/山崎育三郎

涼太が働くインテリア会社の同期。
オフィスデザインや内装設計などを手掛けるインテリアデザイナー。
涼太の様子を気にして、涼太の相談に乗ってきた。勘が鋭く、涼太と美都の歪んだ関係に気付く。

花山司/橋本じゅん

美都の働く眼科の医師で、バツ3の独身。今も複数の女性と付き合っている。
美都の不倫を察しながらも説教することはなく、穏やかに話を聞いてくれる。
美都の母親のことも気にしてくれる優しい上司。

森瑠美/黒川智花

眼科で美都と一緒に働く同僚。
いつも明るく、美都が上の空のときも優しく助けてくれる。幸せな結婚に憧れている。

横山皆美/中川翔子

有島夫婦と同じマンションに住む主婦。同じくらいの子供がいるが、いつも旦那の愚痴を言い、有島夫婦を羨ましがる。勝手に距離を縮めてきたり、陰から監視していたり、恐い面を持つ。

「あなたのことはそれほど」第9話のネタバレ

家を出る決心を固め、荷造りをする美都(波瑠)。そこに涼太(東出昌大)が怪文書を持って現れる。マンション中に貼られていたという。美都は有島(鈴木伸之)のことを心配する。怪文書は近所でも話題になり、好奇の目に去られる美都を守るため、出勤時、涼太は美都と一緒に手を繋いで家を出る。そして、今家を出て行くと認めたことになると美都を諭す。

美都は、自分は人を傷つけ、人に憎まれていることを改めて思い知らされる。

二日酔いで朝食はいらないと言う有島。そんな有島に麗華(仲里依紗)は、「ちょうど良かった。なんか疲れちゃって、作るの面倒だったから。」と言う。有島が「大丈夫?」と聞くと。「自分でもわからない。」と疲れた様子で麗華は答える。

 

美都に小田原(山崎育三郎)から「アパートの保証人の件、お会いするなら今日でも。困ったことあったら何でも言ってください。」というメールが届く。そんな小田原に美都はちょっとトラブルがあったことだけを伝える。そして小田原は涼太が風邪で休んでいることを知る。

 

美都が出勤すると、職場にも大量の怪文書が。朝、入り口に貼られていたという。ホームページにも『不倫女渡辺美都を受付で働かせている最低な病院』、『道徳観を疑う』などの口コミが書かれていた。美都は午前中の業務は外れることになる。そして、瑠美(黒川智花)からは、「私の結婚式は出席しなくていいよ。家のこと優先して。」と出席を断られる。

 

涼太は公園で麗華を待ち伏せる。

涼太は麗華に渡辺と名乗り、「妻のことは・・・?」と尋ねると「全部知ってます。」と麗華は答える。そして怪文書を麗華に見せ、これをやった人に心当たりがあるかを尋ねる。麗華は首を横に振り、「卑怯ですね。こんな事しても何にもならないのに。」と答える。涼太が「お宅の方は大丈夫ですか?」と聞くと、「今の所、夫には。」と言う。「良かったですか?」と聞く麗華に涼太は考えながら「正直な所ご主人の事は許せませんけど、妻の事も許せません。でも、、、別れる気は。。。そちらは?」

麗華 「わかりません。」

涼太 「妻には私がついてますから。勝手ですけどそちらの家庭も円満な解決をお祈りしています。」

そして涼太はベビーカーの子供を覗き込む。

涼太 「お子さんもいる事ですし。うちも欲しいんですけどね。。。」

そして麗華を見上げながら「欲しかったんですけどね。。。」と言う。

視線を外す麗華。「失礼しました。それでは。」と言い、涼太は無表情で去って行く。

 

 

賃貸契約書の保証人欄にサインをしてもらう為に小田原と会う美都。

小田原 「で、トラブルってどうしたんですか。」

美都  「実はこんなのが。」

小田原 「これはひどいですね。」

美都  「まぁ、事実なんですけど。」

小田原 「犯人は?」

美都  「さぁ。でも、でも、誰かにこれだけのパワーで憎まれてるんだなって。」

小田原 「そうですね。」「で、引越はいつですか?」

美都  「色々あって、こういう状況だから、普段通りにって涼ちゃんが。」

小田原 「引き延ばしても同じ事ですよ。却ってお互い辛くなる。」

と、保証人欄にサインをしながら言う。

美都  「そうですよね。」

小田原 「色々って、他には何が?」

答えを濁す美都。

小田原 「何でも言ってくださいって言いましたよね?」

美都は不動産屋さんへ行き、賃貸契約を結ぶ。居住人数の欄には『1人』と記載する。

「こんな母親、嫌だよね。私、どの選択を間違ったんだろう。何を選んで、何を選ばなければ良かったんだろう。思い当たりすぎてわからない。」と心の中で呟く。

 

そのころ、涼太は家で、2人の幸せそうな結婚式の写真を見ていた。

 

家でご飯を食べる有島。麗華は怪文書を見せながら、今日公園で涼太に待ち伏せされて会った事を話す。驚く有島。

麗華 「知らなかったんだ。ご主人、私がやったと思ったみたいね。」

有島 「麗華がこんな事するわけ、、、。」

麗華 「随分私信用されてるのね。」と笑いながら言う。

麗華 「でも、それひどいわね。光軌は心配よね。優しいから。」

有島 「でも、俺もう会う気なんかないよ。」

麗華 「うん。嫌。」

有島 「わかってる。」

麗華 「でも、、、あの人を心配しないあなたも嫌。優しいって何なのかしらね。」

固まる有島。

 

部屋で携帯を手に考え込む美都。有島にメールをしようと「元気ですか?私は」まで打つが、思い直してすべて消す。そして立ち上がり、妊娠検査薬を見つめる。

 

翌朝カーテンを開ける涼太。眩しい陽に目を細めながらも、自分の指にはめている結婚指輪を見つめる。

一緒に家を出る美都と涼太。涼太が手を差し出すと、美都は一瞬躊躇いながらもその手を握る。涼太は笑顔で近所の人に挨拶をするが、美都の表情は固い。

涼太 「みっちゃん、今日の夕ご飯は何食べたい?」

美都 「涼ちゃんが食べたいもの。」

涼太 「じゃぁ、久しぶりにタイカレーにしようかな。」

美都 「涼ちゃんの作るご飯はホント何でも美味しくて、いつも感謝してる。ありがとう。」「そうだ、私コンビニ寄ってお金おろさないといけないんだ。」

そう言い、美都は涼太と繋いでいる手を離す。

涼太 「わかった。それじゃ、行ってきます。」

美都 「じゃあね。」

歩き出すが、指輪を見つめ振り返る涼太。しかしもう美都の姿はなかった。

美都は涼太がいなくなったのを確認すると、急いで家に戻る。そして鍵をかけ、自分の部屋の荷物をまとめる。

その時チャイムが鳴る。現れたのは小田原だった。美都が手伝いをお願いしていたのだ。当面必要なものだけを運びだそうとする美都に、「それじゃ俺が来た意味ないでしょ。相手を思い出すものがあると、残された人は余計辛いですよ。」と言い、美都に全てを持っていく様に促す。

美都  「小田原さん、どうして親切にしてくださるんですか。」

小田原 「親切?」

美都  「親切ですよ。だって小田原さんは涼ちゃんの友達だし、普通涼ちゃんの味方するじゃないですか。」

小田原 「別に俺は美都さんの味方してるわけじゃないですよ。」

そう言い、ガムテープに手を伸ばした美都の手を握る。驚き小田原を見つめる美都。

 

鍵が開き、涼太が帰ってくる。そして玄関に美都の靴と男の靴があるのを見つける。涼太の帰宅に気付かない2人。

 

美都は「すいません。」と手を引っ込める。

美都  「私妊娠してるかもしれないんです。多分涼ちゃんの子じゃないです。」

驚き、そしてため息をつく小田原。

小田原 「うぬぼれないで下さいよ。俺は2人が幸せならそれで良かったんですよ。花だの料理だの、幸せアピールのインスタだって笑って見れた。だけど、あなたが裏切ったから。俺が考えてるのは涼太の幸せだけですよ。美都さんみたいに強欲で、女のダメな所が煮詰まったような女に興味はないから。俺は涼太が好きなんです。」

まっすぐ美都を見つめながら言う。

それをドアの外で聞いていた涼太は驚く。

小田原 「あなたよりもずっと、ずっと前から。」

美都  「えっ、それって。。。」

戸惑いを隠せない美都。

小田原 「あいつは全然気付いてません。言うつもりもないです。潔癖なくらい真面目で、自分も周りも苦しくしちゃう不器用な涼太の理想の女なんて、現れないと思っていたけど、どうしてこんなのと結婚したかな。」

と軽蔑した目で美都を見る。

小田原 「上手くいくはずないと思ってたんだよ。」

涼太は動揺して鍵を落とす。

美都はドアを開け、小田原と美都は涼太を見て驚く。

涼太も動揺が隠せず、言葉が出てこない。

小田原 「そうなるよな。でも、、、すっきりした。お天道様が見てても見てなくても、俺なんかどんなに正しく生きてても報われない。結婚なんて贅沢。望みもしない。人の気持ちを一生欲しがるなんて、どんだけ欲張りなんだよ!ホント、2人とも欲張り過ぎで腹が立つんだよ!」と泣きそうな顔で、吐き捨てる様に言う。

涼太  「小田原、、、」

小田原 「涼太、美都さんは家を出る。もういいだろ。」

美都  「涼ちゃん。」

愕然とし、俯く涼太。

美都はバッグと大きなスーツケースを手に涼太に頭を下げ、出て行く。

小田原 「涼太、、、ごめんな。」

涼太は小田原を見つめ、何も言葉が出ないまま呆然とする。

引越先の古いアパートで掃除をする美都。荷物を運び込む小田原。

小田原 「これで最後?」

美都  「はい。」

小田原 「日当り悪いね。でもここならお天道様も見えなくて居心地良さそうだね。」

美都  「はい。」

気まずそうに頷く美都。

美都  「あの、何から何までホントありがとうございました。」

小田原 「言ったでしょ。俺は涼太を悪い女と別れさせたかっただけ。」

美都  「優しいですね。」

小田原 「おめでたい人だなぁ。でも、そういう所を涼太は好きなのかもね。じゃ、後は1人で不倫の代償噛み締めて。身体大切にね。」

と言い、去っていく小田原を黙って頭を下げて見送る美都。

 

麗華が帰ってくるのを待ち構えて声掛ける横山(中川翔子)。

「良かったらちょっとうちに寄って行きませんか。」と言うが、驚いて困った表情の麗華を見て「ですよね、、、すいません。」と落ち込み、家に戻ろうとする横山。見かねて、「少しだけなら。」と麗華が言うと今までのは嘘だったかの様な満面の笑みで喜ぶ。

横山 「そう言えばこの前の朝、ご主人の同級生の女の人、マンションの前で会ったけど、眼科で受付してるんだね。、、、浮気されてるんでしょ?あの人とご主人が一緒にいる所見ちゃった。間違いない。夫婦デートドタキャンされた日に見たから覚えてる。気付いてるんでしょ?」

麗華は無言で横山を見つめる。

横山 「かわいそうに。有島さんも有島さんで大変だったんだね。辛い事あったら何でも言って。」

麗華 「夫婦の事ですので。。。」

横山 「ご主人モテそうだもんね。有島さんいい人だから何にも出来ないんでしょう。あの女家まで来て!」

麗華 「その話はー」

と帰ろうとする麗華に横山は「あっ、これ、あの女のマンションに配ってきた。病院にも。」と怪文書を見せる。驚く麗華。「ああいう悪い女にはこれくらいしてやらないと。あぁ、住所はね、名刺もらって病院行って、家までつけた。子供連れてコンビに行ってファックス送ったりって大変だったけど、有島さんの為なら全然!」と笑顔で話す横山。

「私の為?」と消え入りそうな声で言う麗華。

「だって友達だもん!私は有島さんの味方だから。あ、そうだ!ネットにも色々。」と麗華に見せようとするが、麗華は「私たち夫婦の事は私たちで話し合うので、もうやめてください。」と横山を制す。

「天罰よ、天罰!」嬉しそうにいう横山。

麗華 「あの人への天罰は横山さんが下すんですか?」

横山 「そういう意味じゃなくて。」

麗華 「気付いてます?あなた、さっきからずっと笑ってるの。人を罰するのは爽快ですよね。私の為じゃない。」

と淡々と言うと、横山の顔から笑顔が消える。

横山 「正しい。そう、ストレス解消。でも良いじゃない!それであの女が痛い目に合うなら!浮気されてるくせに正論吐いて馬鹿みたい!有島さんといると苦しくなっちゃうの。」と、涙を流す。

横山の旦那が帰宅するが、2人は気付かない。

横山 「優しくて、子煩悩な旦那さんがいて、私が愚痴ると学級委員みたいに当たり前の事偉そうに!」

麗華 「そういうつもりじゃ。。。」

横山 「旦那と話し合えなんてわかってる!でも、自分と嫌々結婚した人と話し合うのが怖いの!有島さんにはこんな気持ちわからないでしょ!」と泣き出す。

麗華 「横山さんを傷つけていたならごめんなさい。今日は失礼します。」

麗華は玄関に横山の旦那がいるのに気付き、軽く頭を下げ出て行く。

 

「学級委員みたいに当たり前の事偉そうに!」と言った横山の言葉が麗華に残る。

 

職場で仕事をする涼太。小田原が来るのは気付いているが、ずっと仕事の手を休めない。

小田原 「お疲れ。美都さん、無事引っ越したから。」

涼太の手が止まる。

小田原 「無理しないで。じゃ、、、お先に。」

涼太は俯き、無言のまま。

 

段ボールから荷物を取り出す美都。段ボールの一番下には2人の結婚写真が入っていた。じっと見つめ、「涼ちゃん。」と呟く。

 

涼太は1人家で鳥を一羽丸ごと捌く。まるで鳥に八つ当たりするかの様に力を入れて包丁を振り下ろす。

 

香子は友人からの電話で、ネットに美都の事が色々書かれている事を知る。

そして美都に電話をするが、美都は気付くが出ない。

その電話と同時に有島からメールが届く。

 

全身黒ずくめでランニングをする涼太。

 

美都を心配した香子は美都の職場を訪れる。そして、花山(橋本じゅん)から、美都は今日引越しで明日は出勤すると聞く。美都が迷惑をかけている事を謝り、今まで美都に再三注意してきた事を話す。

花山 「やっぱり、良い友達だ!普通面倒くさいでしょ、お説教なんか。」

香子 「違うんです。本人には絶対言わないけど、どこかで羨ましいって思ってたのかも。間違った恋に突っ走れるなんて、思いっきり人間してるなぁって。」

花山 「確かに人間してるよね。」と花山は笑う。

香子 「だから説教してたんです。気持ちいいんですよ。自分が絶対的正義の立場から説教するの。でも、、、つまんない事言ったなぁ、私って。」

花山 「わかります。」

香子 「だからってあんなしんどい生き方嫌ですけどね。」

 

美都は行きつけのバーでオレンジジュースを注文する。そこに有島が現れる。

美都は「スクリュードライバー」だと有島に言う。有島はノンアルコールを頼む。

 

有島 「大丈夫か?大変みたいだな。」

美都 「あ、、、ネット見た?」

有島 「旦那さんがうちのにビラ持って聞きに来た。」

美都 「うそ。。。ごめん。」

有島 「もうバレてたし。」

美都 「有島君の方は平気?ネットには私の名前しか出てないみたいだけど。」

有島 「俺の方は今の所何も。でも、うちのはそういう事するようなやつじゃないから。」

美都 「そっか、そういう事しないのか。きっと強い人なんだね。」

 

「今から渡辺美都さんに会って状況聞いてくる。嘘つくの嫌だから。早めに帰ります。」という有島からのメールを見つめる麗華。

 

有島 「今日会う事も言ってある。」

美都 「そう、、、なんだ。」

有島 「誰がやったんだろうな。心当たりが全然ないんだよなぁ。」

美都 「私も。。。あっ、あのさぁ、アコちゃんだっけ?どっちがつけたの?名前」

有島 「うちの」

美都 「じゃ、有島君の名前は誰がつけたの?姓名判断とか?」

有島 「俺?それがどうも母ちゃんの元カレの名前だったらしい。」

美都 「えっ!」

有島 「最悪だろ?おばさんがこっそり教えてくれたんだ。うちの親超仲良いのにビックリ。」

美都 「へぇ〜。じゃぁ、赤ちゃんさぁ、有島君が名前つけるとしたらどんなのがいいかな?」

有島 「色々考えたんだけど難しくてさぁ。」

美都 「ほら、例えばどういう字が良かったとかさぁ。」

有島 「あぁ、結局これって言うのがなかったんだよな。それに、俺がつけた名前の子じゃろくな子にならないから、麗華につけてもらった。」

美都 「そりゃそうだ。奥さん、麗華っていうのね。そんな感じ。」

有島 「そう?」

美都 「うん。似合ってる。」

有島 「美都、お前いいやつだな。」

美都の顔を見て有島が言う。

美都 「何言ってるの?」

有島 「本当に大丈夫か?」

美都 「まぁ、色々、色々あるけど、、、私は、大丈夫。」

有島 「そっか。」

美都 「ねぇ有島君、あの、私があげた四葉のクローバー、本当は忘れてたんでしょ?」

有島 「んー、ごめん。美都がくれた事は忘れてた。でも、大事にずっとお守り代わりにしてたのは本当。」

美都 「有島君っぽい。」

美都は笑顔で言う。

美都 「あっ、先帰っていいよ。私はもう少し飲んでいく。」

有島 「悪いな。」

2人は見つめ合い、「じゃあな。」と有島が言うと、美都も精一杯の笑顔で「じゃあね。」と言う。有島が帰った後、店員が、「何でオレンジジュースだって言わなかったんですか。」と聞くと、美都は「これ以上がっかりしたくなかったから。」と淋しそうな顔で答える。

 

その帰り道、美都がトボトボ歩く少し後ろを涼太が全速力で横切る、、、が2人とも気付かない。

美都の職場に麗華が訪ねてくる。驚き立ち上がる美都。

「この度は、ご迷惑おかけしました。」と麗華は頭を下げる。そして怪文書を差し出す。

「これ、私の知人が勝手に。」

花山が出て来て、麗華を外に誘う。

近くのカフェで3人で話す。

美都 「本当に申し訳ありませんでした。」

麗華 「結構です。それはまた別の話ですから。今日はあのような迷惑行為を私の知人がした事で、渡辺さんだけではなく、病院にもご迷惑をおかけした事を、ひと言お詫びしたかったので。すみませんでした。」

花山 「頭を上げてください。奥さんが悪いわけではありませんから。ご丁寧に、こちらこそ。」

花山も頭を下げる。

「すごいなぁ。私に謝っちゃうんだ。そっか、これが有島君が選んだ人か。有島麗華。有島君すごいじゃん。」と美都は心の中でつぶやき、震える手でカップを持つ。

花山 「2人で話しますか?」と麗華に尋ねる。

麗華 「いえ、私は何も。」

花山 「じゃ、三好ちゃん外してくれる?僕は少し有島さんに話があるから。今日もうこのままあがっていいよ。」

美都は戸惑いながらも「はい。」と言い、麗華に一礼し、その場を去る。

花山 「当院の従業員が奥様にも多大な心痛を与えた事、改めてお詫びさせてください。」

花山は頭を下げる。

麗華 「本当に、謝って頂きたいわけではないので。。。」

花山 「承知しております。ただ、あのビラは奥様の心も傷つけたのではないかと。」

麗華 「えっ?」

花山 「心外ですよね。疑われるのは。あんなような事をする方には見えないので。」

麗華 「そう見えますか?」

花山 「はい。」

麗華 「学級委員みたいですか?」

花山 「えっ?」

麗華 「本当に学級委員だったんです。まぁ、押し付けられてですけど。」

花山 「僕バツ3なんですよ。そう見えますか?」

返事に困る麗華。

花山 「恥ずかしながらどちらの立場も経験あります。何で人を好きになって、何でまた懲りずに結婚したくなるのか。この目がね、一度この人って決めたら他の人は目に入らない様に出来てればいいんですけどね。でもそれじゃぁ人間してない事になるのかな、なんて。」

 

一人歩く美都。公園のブランコを見て、中学生の時に四葉のクローバーを探していて有島と話したのを思い出す。

 

悦子(麻生祐未)のスナックを訪れる美都。

悦子 「おや、転職でもしに来た?」

開店の準備をする悦子に美都は話しかける。

美都 「ねぇ、一応わかってたんだよね?私の父親って。」

悦子 「うん。え?会ってみたくなった?」

美都 「いいよ。。。何で結婚しなかったの?」

悦子 「好きな男じゃなかったから。結婚する程。」

美都 「ひどいね。」

悦子 「あんたに言われたくないね。」

美都 「じゃぁ何で産んだの?」

悦子 「そりゃあ、、、どんなやつが私の事選んで来たのかって、見てやってもいいかなって思って。ほら、子供は親を選んで来るって、都市伝説?」

美都 「都市伝説?それだけ?」

悦子 「うん。今の所あんただけか、私の事選んだマヌケは。ほんとろくでもない人生だわ。」

 

美都は家で妊娠検査薬を見つめる。

 

有島が帰るとベッドには2人とも寝ていない。「なんかこんな夢見た事あるなぁ」と言いながらリビングの電気をつけると、テーブルの上に一枚の紙が。「実家に戻ります」と書いてあり、慌てて家を飛び出して行く。

美都は畳に仰向けに寝転ぶ。その脇には検査薬が。判定は、、、陰性だった。

「選ばれなかった。私は、選ばれなかった。」美都は心の中で呟く。

携帯にメールが届く。涼太からだった。

「みっちゃん、夕飯は食べた?僕の夕飯はこれです。昨日つい2人分作っちゃったので、今日はタイカレーラーメンにしてみました。」というメッセージと共に料理の画像が送られて来た。

 

涼太の家にはしっかり2人分のタイカレーラーメンが置かれている。

涼太はまた全身黒ずくめで全速力で走る。何かを振り払うかの様に。

 

「この部屋は1人にはちょっと広いから何かペットでも飼おうかな。猫が良いなと思って。犬はちょっとね。」

「みっちゃんの身体の事が心配です。病院には行きましたか?」

 

「私を唯一選んだ人。父親になり損ねたね。」美都は寝転んだまま心の中でつぶやき、メールを見ながら涙を流す。

そしてまたメールが。

「離婚届、記入して郵送してくれたら出しておきます。送ってください。」

美都は「私、今、空っぽ」と心の中でつぶやき目を閉じる。

 

そこで今回の話は終わりエンディングへ。

 

《エンディングの後の次回予告》

涼太「最後に一回だけご飯食べない?」

泣きながら有島をビンタする麗華。

麗華「あなたの事が憎いです。」

悦子「最後にって涼太さんどういうつもりで言ったのか。」

「涼ちゃん待って!」と走る美都。

 

次週最終回。2組の夫婦の結末とは?

 

管理人の感想

今回も怒濤の展開でしたね。怪文書の犯人は横山。小田原の好きな人は涼太。美都は妊娠していなかった。色々な謎が解けた回でした。

個人的には何でも悟って受け止めてくれる花山の存在がとても癒しでした。

いよいよ来週が最終回!4人は幸せになれるのか?それとも別れを選ぶのか? 結論を楽しみにしたいです。

 

後からでも見れる動画メディア紹介

http://www.tbs.co.jp/muryou-douga/anasore/009.html

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