BORDER 第7話「敗北」2014年5月22日放送

 

 

今回の出演キャスト

主人公:石川安吾小栗旬

警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。ある銃撃事件で頭部に被弾。銃弾は頭部に残ったまま、脳底動脈近くに留まっており、そのために脳の未知の領域が覚醒したのか、死体の残留思念と交信するという特殊能力を身につける。事件の被害者である死者から証言を聞き出し、事件を解決しようと奔走。だが、正義を貫こうとする思いが強まれば強まるほど、証拠ねつ造など裏工作に手を染めることに…。己では歯止めが利かないほど、正義と悪の境界線で大きく揺れ動く。

市倉卓司/遠藤憲一

警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の班長で、石川(小栗旬)の上司。子どものころに見た正義のヒーローものへの憧れを捨てきれず、警察官になった。嘘を見抜くのが得意。石川の能力を買っており、独断専行型の捜査も半ば放任している。ピュアな正義感が根底にある一方で、清濁併せ呑む捜査をする。

立花雄馬/青木崇高

警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。強すぎる正義感をもてあまし、融通が利かない一面も。同僚である石川(小栗旬)に強いライバル心を抱いていたが、捜査を共にするうちに絆が生まれていった。

比嘉ミカ/波瑠

警視庁刑事部の特別検視官。類まれなる観察眼と直観力を持っている。鑑識の技術と認知科学を併用した捜査を行う。科学を信奉しているが、科学では解明できない領域があることも認めている。石川(小栗旬)の特殊能力に薄々気づくと同時に、刑事としての石川を認め、しばしば単独で捜査する彼に協力する。

情報屋:赤井/古田新太

市倉が使っている情報屋。石川の慎重さを評価し秘密裏に依頼を受ける。穏やかな物腰だが強かで考えを読ませない人物。石川の希望に応えてサイモンとガーファンクル、スズキを紹介する。サイモンとガーファンクルとは前職からの付き合いで腕を買っている。新橋の「立ち飲み屋 情」の実質オーナー。大学卒業後は外資系の大手金融機関を転々としていた。職をやめてからは情報や人脈を使い、投資で儲けていた。

便利屋:スズキ/滝藤賢一

石川(小栗旬)に何か特別なものを感じ、協力するようになった便利屋。変装術に長け、盗聴やピッキングなど、裏の技術を身につけている。汚い世界を見すぎて、厭世的になりつつある。変装には毎回テーマがあり具体的に設定がある。

サイモン/浜野謙太

ガーファンクルとタッグを組むハッカー。表向きは「S&G行政書士事務所」を開き、裏でハッカー業を行っている。大人を信用していないが、赤井の紹介で知り合った石川(小栗旬)には警戒心を解いている。

ガーファンクル/野間口徹

サイモンとタッグを組む天才型ハッカー。幼少期のIQテストで180を記録。表向きは「S&G行政書士事務所」を営むも、裏でハッカー業を行っている。大人のことは信用していないが、赤井の紹介で知り合った石川(小栗旬)には警戒心を解いている。

安藤周夫/大森南朋

一見善良そうに見える顔の裏で、“絶対的な悪”を体現する犯罪者。あるとき、8歳の子どもを誘拐して殺害。その事件を追う石川(小栗旬)と対峙した。石川に、究極の正義と悪を問い、極限の選択を迫り続ける。。

 

「BORDER」第7話のネタバレ

 

夜、帰り道に母親と電話する男性。

・・・『僕は横森 勉。二分後に死ぬ。』・・・

赤い車にはねられる。はねたのは若いカップル。犬の散歩中の男性が救急車を呼ぶ。

 

現場に来た石川(小栗旬)、立花(青木崇高)、市倉(遠藤憲一)に、検視官の比嘉(波瑠)は、死因は頭蓋内損傷か頸椎損傷のどちらかで、ひき逃げで間違いないと言う。被害者は一流大学の学生で、自宅は事故現場から車で2、30分かかる。

石川の前に亡くなった被害者男性が現れる。石川が、夜遅くに何をしていたのか、と聞くと、アルバイトを終えて帰る途中だった、終電を逃したので歩いて帰ろうとしていた、と話す。アルバイト先はフラン・ソレイユというフレンチレストランで、ここから歩いて20分くらい、ひいたのは赤い高級外国車で、ナンバーはわからない。犯人の顔は知っている。バイト先に来る有名な政治家の息子で、いつも人を見下すような目をしている嫌なやつだった、と彼は話す。

 

第一発見者の男性は赤い車のナンバーを覚えていた。ナンバーは0821で、助手席には若い女性が乗っていた。息絶える前の被害者から、「お母さんに大丈夫だって、夏休みには必ず帰るからって伝えて欲しい」と言われた、と話す。

石川はもしかしたら被害者はバイトの帰りだったかもしれないので、彼の携帯電話に登録されていた店(フラン・ソレイユ)に裏を取りに行っていいか市倉に聞き、立花と向かう。

 

高層マンションの一室で音楽を聞く、メガネをかけた怪しい雰囲気の男。電話が入る。相手に「いつもの様に迅速に処理する。」と話す。

フラン・ソレイユではほんの数時間前まで被害者男性が働いていたという。勤務態度も真面目で、客からも評判がいい青年だった。石川が店長に、常連客でナンバー0821の赤い車に乗っている人はいるか、と尋ねると、渋りながらも宇田川外務大臣の息子だと答える。宇田川外務大臣は警察官僚出身で、前の国家公安委員長。なぜそんな事を聞いたのかと訝しがる立花に、石川は勘だと答える。

ガレージを開け赤い車を発進させる、眼鏡の怪しい男。それは電話で「迅速に処理する。」と言っていた男だった。

 

市倉の所には鴨川管理官(北見敏之)が来ていてなにやら話していた。ナンバーの照会結果を聞く石川と立花に市倉は、この事件は一旦預かるから、2人は捜査方針が決まるまで待機する様にと言う。

石川は、持ち主が宇田川大臣の息子だったから?と聞くと、何で知っている?いいから黙って待機していろ、と市倉に言われ、石川は「事件をもみ消す気ですか?」と噛み付く。

市倉は、迂闊な事口にするな、仕事にはやり方がある、ただ一直線に進めばいいっていうものじゃない。たとえその車が宇田川大臣の息子の車だったとしても運転していたのが本人とは限らない、と言う。

被害者の母親には連絡したか?と石川が聞くと、まだ連絡していないと言う。

 

石川は立花と一緒に、宇田川が車を運転していた証拠を探す事にする。

 

事件の目撃者の前に、眼鏡の怪しい男が現れる。

 

目撃者に話を聞こうとエレベーターを待つ石川と立花の前に降りてきたのは眼鏡をかけた怪しい男だった。その後来た目撃者に、赤い車を運転していたのはこの男か?と宇田川大臣の息子の写真を見せると、昨夜帰宅して記憶を整理したら、運転していたのは女性だったという事に気がついた、ナンバーも思い違いをしていた、と証言を翻す。石川が再度男性に聞いても、見覚えない、の一点張りだった。「死んだ横森君は、母親への伝言を託す相手を間違えたようですね。」と低く強い口調で言い残し石川は帰る。

 

被害者の母親は遺体を見て泣き崩れる。そして石川と立花に、犯人を捕まえてください、と言う。そんな母親の姿を、亡くなった被害者も悲しそうに見ていた。出て行こうとする石川は、横森の母親から預かったという大学の入学式の写真を渡され、必ず犯人を捕まえると心に誓う。

 

その時被害者のアルバイト先の店長から、証言を修正したい、昨夜宇田川大臣の息子は店に来なかった、と立花に電話が来る。

 

石川は帰宅途中の店長を待ち伏せ、証言の事はもういいから、宇田川大臣の息子がいつも連れている女の素性を教えろ、あなたには絶対迷惑をかけないから、と半ば脅す様に言う。

 

石川は翌日その女性、滝川真奈に会いに大学に行く。一昨日の晩どこにいたか、被害者の写真を見せて尋ねる。そして被害者も女性と同じ大学だと話す。

「事故が起きた時、車に乗ってたな!」と石川が問い質している途中で宇田川の息子が現れ、話を遮る。車を調べればすぐにわかる、という石川に宇田川は、車は3日前に盗まれて盗難届を出してある、と言い女性を連れて立ち去る。

 

眼鏡の怪しい男は再び電話を受け、(警察は)現状では何も出来ないと思うが、念の為色々準備をしておく、と言う。

 

石川は情報屋の赤井(古田新太)の所へ行き、政治家に信頼されていて、やばい車を処分する解体業者を教えて欲しいと頼む。赤井はひき逃げ事件の事をもう知っていた。一流の掃除屋があちこちを掃除して廻っている、車はもう解体されていて、今頃密輸業者の貨物船に乗っているはず、と言う。一流の掃除屋について聞く石川に赤井は、詳しくは知らないと言う。噂によると、どこかの国の大使館に勤務して、諜報活動に従事していた過去があるようだ、宇田川のバカ息子はドラッグ、傷害、レイプ、各種犯罪に関わっていたと聞いているので、具体的な情報を集めておく、と赤井は言う。

 

石川が帰った直後、市倉が来る。そして赤井に、うちの若い連中が出入りしているのは本当か、と問い質す。赤井は否定するが、市倉は、もし赤井が流した情報で自分の部下の経歴に傷がついたらただじゃおかない、と脅す。

 

宇田川の息子は彼女に、もしまたあの刑事が現れても絶対に話すな!と念を押す。

帰宅した滝川真奈の前に記者に扮した便利屋のスズキ(滝藤賢一)が現れ、揺さぶりをかける。スズキはその帰りに眼鏡の怪しい男とすれ違う。

 

石川はハッカーのサイモン(浜田謙太)とガーファンクル(野間口徹)の所で防犯システムの映像をチェックするが、事故現場周辺の映像はその時間全て抜け落ちている。宇田川のクレジットカードの利用データを見ると、ひき逃げの当日、現場付近のガソリンスタンドの利用履歴と、フラン・ソレイユでの利用履歴があった。入手経路を説明できないから証拠としては使えないが、揺さぶりに使うと石川は言う。

 

石川と立花は、市倉から、この事件は所轄が扱う事になったらから、別の事件を当たってもらうので頭を切り替える様に言われる。

そして、ヒーローは必要だが、ヒーローは強すぎると怪人と一緒だ、人間ではなくなる、と市倉は言う。石川は市倉に、自分の職務を全うしたいだけだ、被害者の無念を晴らしたいだけだ、と反論するが、その強すぎる思いがお前に関わる人間を傷つけていく事にいつか気付く、と言われる。納得がいかず、帰ろうとする石川に「これだけは忘れるな。強い光が差す所には必ず濃い影もうかぶもんだ。影に飲み込まれるなよ。」と市倉は言う。

 

石川の携帯が鳴る。滝川真奈が首つり自殺をしたという。現場にはスズキがいた。スズキは昨日の帰りに眼鏡の怪しい男とすれ違ったから、念の為チェックしに来た事を話す。そしてスズキはこの件から手を引くと言い、去って行く。

 

石川はサイモンとガーファンクルに呼び出される。宇田川が通っている大学の近くのコインパーキングの防犯カメラに、ひき逃げ当日に赤い車に乗り込む宇田川の姿が映っていたという。これでひき逃げ当日車が盗まれていたというアリバイは崩せる。

 

路地を歩く石川の正面からは眼鏡の怪しい男がやってくる。対峙する2人。石川が「あちこち掃除して回ってるのはお前か?あの子もお前が殺したんだろ?」と言うと、「お前がいきがればいきがる程、弱い人間が犠牲になっていくぞ。自分のせいで人が死んだ気分はどうだ。」と言われ、激情した石川は男と激しく闘う。石川は劣勢だったが、警官が来た一瞬の隙を見逃さず、公務執行妨害で男を逮捕する。しかし、男が事前に自ら警察に通報してわざと捕まった事を石川は見抜く。

警察署で男は石川に、石川が探している男はもう既に離陸して雲の上だ、と言う。石川を足止めする為にわざと挑発したのだ。宇田川はカナダに逃がしたと言う。そして、自分を表の世界に引きずり出したのは石川が初めてだが、今回は私の勝ちだ、と男は言う。

 

再び赤井の所を訪れる石川。何とか他の手段を探そうと必死な石川に赤井は、もう捕まえるやつがいなくなったので情報は意味がない、と言う。「情報をよこせ!」と声を荒げる石川に赤井は「あなたと一緒に泥舟に沈むつもりはない。」と言う。

 

サイモンとガーファンクルの所を訪れる石川。宇田川の息子が犯罪に関わるひどい噂をネットで拡散させる様に、2人に言う。2人は、嘘を流すっていう事は、自分たちを使ってリンチするという事でしょう?と、石川の依頼を拒否する。

 

頼める相手を全て失った石川。やり場のない怒りと何も出来ずに犯人を逃がしてしまった苦しみを抱えながら歩く石川の前に、亡くなった被害者が現れる。「すまない。やつを逃がしてしまった。」と謝ると、「いいんです。あなたは僕みたいな無力の人間の為に必死で動いてくれた。それだけで十分です。」と言われる。

石川は、被害者の母親から預かっていた入学式の写真を被害者に見せ、いつかやつを捕まえたらこれを君のお母さんに返すよ、と言う。被害者は石川に、その時は「身体に気をつけて、僕の分まで長生きして。」と母に伝えて欲しいと言う。

<次回に続く>

 

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