「Doctor-X外科医・大門未知子」第5話(11月9日放送) ネタバレ&感想

 

 

 

【第4話のあらすじ】

 

 

「東帝大学病院」の外科医・森本光(田中圭)は婚活パーティーに参加。そこで出会った女性と婚約する仲にまで発展する。その女性が後日、勤務中の森本を訪ね、大人気の結婚式場を予約できたと報告。ところが幸せ気分も束の間、森本の前で突然倒れてしまう! その場に居合わせたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、すぐ処置に当たるが、女性は重篤な肝臓がんを患っていると判明。「東帝大学病院」で手術することになったものの、自己再生できるギリギリの量の肝臓しか残せない状態で…!

まもなく術前カンファレンスが行われるが、女性の名前を見た外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)は思わず固まる。女性の名は内神田四織(仲里依紗)――あの「東帝大学病院」の院長・蛭間重勝(西田敏行)でさえも頭の上がらない「日本医師倶楽部」会長・内神田景信(草刈正雄)と同じ、めずらしい姓だったのだ! もしや…と思った海老名はおずおずと四織に確認。すると、四織は内神田の前妻の娘であることを告白する。

報告を受けた蛭間は、当然のごとく大慌て。自らの保身も含めて万全を期し、海老名と猪又孝(陣内孝則)鳥井高(段田安則)の外科副部長3人によるオペを指示する。だが、四織は「森本先生以外の手術は絶対に受けない」と断言。四織の命を救いたいものの、自分の腕に自信がない森本は、未知子を助手に指名する。ところが、未知子は何度頼まれても「いたしません」の一点張り。しかも、やがて行われた手術の最中に、誰もが目と耳を疑う事態が発生し…!?

 

 

 

 

 

 

今回の出演キャスト

 

 

 

 

主人公:大門 未知子/米倉 涼子

大学病院の医局に属さず、怪しい医師紹介所「神原名医紹介所」に所属しながら、様々な病院を渡り歩いているフリーランスの外科医。勤務時間は絶対厳守。医師免許不要の雑用は一切引き受けず、院内にありがちな権力闘争にも無関心。報酬は桁違いに高いが、外科医としての腕は超一流。自身も自分の腕に絶対の自信を持っている。誰に対しても物怖じせず、言いたいことを口にするため、医局の面々とは折り合いが悪い。趣味・特技が手術だが、手術以外のことにはもっぱら弱い。病院勤務のみならず「船医」「軍医」まで経験したという噂もあり、意外なところに人脈を持っている。

西山 直之/永山 絢斗

「東帝大学病院」の新米医師。いわゆる“ゆとり世代”の医師。シングルマザーに育てられ、苦労して医者になった。先輩医師たちの「御意」体質に対しては、ドライな態度を貫く。医者として…というよりは、患者とのコミュニケーションや先輩医師らとの関係で躓きを感じており、いつもテンションが低め。大門未知子のような摩擦の多い生き方は御免だと思いつつも、その職人技に内心憧れる部分もある。

城之内 博美/内田 有紀

フリーランスの麻酔科医。シングルマザー。「帝都医科大学付属第三病院」に勤務していた頃に大門未知子と出会ったことで、フリーに転身した。現在は「神原名医紹介所」に所属。未知子とは軽口をたたき合いつつ、公私ともに信頼関係を築いている。第4シリーズで完全切除が不可能な局所進行膵がんを患い、一度は死を覚悟したが、未知子により命を救われた。

海老名 敬/遠藤 憲一

「東帝大学病院」の外科副部長。蛭間をはじめ権力者たちにひたすら尽くす、卓越した「御意」力を持つ。本当は未知子が執刀した手術で“名ばかりの執刀医”となったり、ありえない論文を書けば未知子が実現してしまったり…と、未知子のおかげで評価を受けてきた。出世欲が原動力のすべてのようだが、実は「一人でも多くの患者を救いたい」という青年のような志も忘れていない。真摯に病気と向き合う未知子に土壇場で共感してしまい、策略を台無しにすることが多々ある、憎めない存在。

原 守/鈴木 浩介

「東帝大学病院」の外科医。「帝都医科大学付属第三病院」時代、未知子の手術に協力したせいで地方の分院へ転勤。ロシアで一時働いた後、「国立高度医療センター」、「同・金沢分院」などに勤務。前副院長・久保東子の指名で「東帝大学病院」に呼び戻された。上の人間に頭が上がらない半面、患者の心に寄り添う医療を目指す温かい男でもある。ゆとり世代の医師たちの教育係を命じられ、日々ストレスを溜めていく。

森本 光/田中 圭

女性院長の計らいにより、「東帝大学病院」で働くことになった外科医。新米医師だった「帝都医科大学付属第三病院」時代に、未知子と出会う。本来は地方の総合病院院長の息子として、エリートコースを歩むはずだったが、未知子に憧れ、外科修業をすべく海外へ留学。だが、帰国後は地方に飛ばされ、最低限の医療を提供するのもままならない地方医療の現状を目の当たりにしてきた。そのため、医師としてバリバリ活躍できる年齢にもかかわらず、どこか鬱屈としたものを抱えている。

伊東 亮治/野村 周平

「東帝大学病院」に勤務する、いわゆる“ゆとり世代”の医師。私立の三流医大に入学するも、ある事情から1年で退学。猛勉強して「東帝大学医学部」に入学した。いつも研究書を読み漁り、外科の知識も豊富。決して実践力が伴っているわけではないが、オペの腕も若手医師の中では高い。それゆえに、ほかの若手医師を見下し、先輩医師にも尊大な態度を取る傲慢さも! 自分は大門未知子と同レベルの医師だと考えている節があり、未知子にも「気が合いそうだ」と言って歩み寄るが…!?

有馬 亘/中林 大樹

「東帝大学病院」の新米医師。2年浪人しているため、年齢は上だが“ゆとり世代”の医師・西山直之らとは同期。親が開業医で、金持ちのお坊ちゃん。関西弁を話す。

黒川 慎司/上杉 柊平

「東帝大学病院」の新米医師。西山直之らと同じく、いわゆる“ゆとり世代”の医師。ステータスを求め、花形である医学部を目指した。

志村 まどか/大地 真央

「東帝大学病院」初の女性院長。「東帝大」医学部を首席で卒業後、ボストン・ハーバード医科大学に外科医として10年間留学。オペの腕は一流で、コネにも人脈にも頼らず、実力一本で現在の地位まで上り詰めた。その完璧な清廉性ゆえに、周囲からは“マダム・クリーン”と呼ばれている。院長就任後はクリーンな医療改革を推し進め、悪しき権力態勢を一掃。実力のある医者なら肩書は関係ないと明言し、大門未知子を「東帝大学病院」で雇うが…!?

猪又 孝/陣内 孝則

「東帝大学病院」の外科副部長。声が大きく、態度も大きい。「医者至上主義」が染み付いた男。全員が「東帝大学医学部」卒という一族に生まれたため、メンツやプライドを人一倍気にする。3人の副部長の中ではもっとも狡猾。必要があれば媚を売ることも辞さないが、基本的には大の男尊女卑。看護師が大好きで、女医が大嫌い。フリーランスで女医の大門未知子を目の敵にする。

神原 晶/岸部 一徳

「神原名医紹介所」の所長。未知子が「師匠」と慕う存在。元外科医だが、過去に医師免許をはく奪されているなど、謎の多い男。大学病院の内情にも詳しく、営業に余念がない。趣味は麻雀。第3シリーズでは手術適応外の重病に冒されたが、未知子のオペによって命を救われた。

鳥井 高/段田 安則

「東帝大学病院」の外科副部長。論文と研究を愛するが、口ばかりで手術はド下手。「帝都医科大学付属第三病院」時代は次期院長の座を狙う野心家だった。だが、ラスカー賞受賞で研究者としては一度ピークを経験したためか、毒気はすっかり消失。現在は“職業人生における余生”であると考え、出世やポスト争いにも関心がない。だが、海老名らの強烈な上昇志向に触れると同時に、未知子との再会で自尊心を大いに傷つけられることに…。一度は戦線離脱した「御意」合戦に再び参戦する。

内神田 景信/草刈 正雄

日本医療界のトップに君臨する「日本医師倶楽部」会長。「東帝大学病院」の医局を昔のような「権力一極集中」の医局に戻したい、と考える“怪人物”。「日本の医療制度を守るため」と公言してはばからないが、本心がどこにあるのか誰にも明かさない“不気味な存在”として周囲を圧倒する。あの蛭間重勝ですら、内神田には怖れを抱いている。

蛭間 重勝/西田 敏行

「東帝大学病院・知床分院」の院長。表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢。大門未知子に対して、積年の恨みを抱いている。医療界のトップに君臨するのが夢。第4シリーズのラストで、優秀な医師たちを中国の病院に大量に引き抜かれた責任を問われ、「東帝大学病院」病院長の座から転落した。知床分院に左遷されたことで、一度は隠居を決意。しかし、筋金入りの権力欲は捨て切れず、またしても謀を巡らせ…!?

 

 

「Doctor-X外科医・大門未知子」第5話(11月9日放送) ネタバレ

 

 

—これは、一匹狼の女医の話である。—

 

AI(人工知能)と対決をする若き天才棋士・五反田五郎(間宮祥太朗)。現在30連勝中で、世界最強将棋ロボットの“マングース”との対戦に挑み、現在圧倒的不利の局面に五反田は追い詰められている。

 

ゲームセンターで遊ぶ未知子(米倉涼子)。機械を相手に負ける。

 

 

日本医師倶楽部会長の内神田(草刈正雄)は、猪又(陣内孝則)のオカルト癌の切除は医学会でかなりのインパクトを与えた、と蛭間(西田敏行)に言う。講演の依頼が殺到していて今日も札幌医科歯科大学で講演中だ、と蛭間も嬉しそうに話す。やはり東帝大は日本の全ての大学の最先端にいなければね、と内神田。最先端と言えばヒポクラテスというAIを知っているよね?5000万件以上の医学文献を学習した人工知能が患者の診療データから病名を特定し、最も適した治療法を瞬時に見つけ出す最先端の人工知能診断システムだ、と内神田は説明する。そのヒポクラテスで華麗なる症例を打ち上げて欲しいんだ、と内神田は蛭間に言う。そして内神田は日本の医学会のリーダーと打ち出し出版された自分の写真集を蛭間に見せる。褒めちぎりながら写真集を見る蛭間。

 

—2017年、崩れかけた白い巨塔は再びその権威を取り戻し、命のやり取りをする医療は本来あるべき姿を完全に見失ったー

 

つまりね、東帝大がAIで実績をあげれば他大学もAIを導入して多くの患者がAIで救われる、と言う内神田に蛭間は、そうすれば日本医師倶楽部にも大きな利権が手に入る!と言う。僕はそんな事は一言も言っていない、と内神田は笑う。ただ僕は旨い肉が食いたい!と言う内神田に、忖度致します!と蛭間は言う。

 

院長室を出る内神田を海老名(遠藤憲一)と鳥井(段田安則)が見送る。

 

院長室のゴミ箱にはさっきもらったばかりの内神田の写真集が捨てられていた。蛭間から呼ばれた海老名と鳥井。海老名は、ヒポクラテスの症例をやらせてください!と言うが鳥井は、私はAIには懐疑的な立場を取っている、人工知能と言っても所詮人が作ったもの、人間の知能の先を行くとはどうしても思えない、そもそも診断とは時間をかけて慎重にやるもの、それが医師の責務だ!と言う。素晴らしい!でもね鳥井君、そんな事言ってると失業しちゃうよ!あなたが10年かけてやった研究をAIは1秒だよ!と蛭間に言われて鳥井は驚く。そんな鳥井の表情を見て海老名は笑う。

 

—そんな中、どこの大学医局にも属さないフリーランス、すなわち一匹狼のドクターが現れた。—

 

—例えばこの女。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ。—

 

天才棋士五反田。謎の病で倒れる・・・

 

未知子が帰ると神原(岸部一徳)と城之内(内田有紀)がAIと五反田の対決を見ていた。まだやってるの?ずっと考えてるの!?と驚く未知子。次の一手で将棋の歴史が変わるかもしれない!と食い入る様にテレビを見つめる城之内。城之内は中高と将棋部の部長だったという。しかし、突然五反田は激しく震えだし、倒れる。あの震えは脳出血や脳腫瘍の可能性がある、と未知子と城之内は言う。低血糖も考えられる、と神原は言う。

 

—外科医大門未知子、またの名をドクターX—

 

病院から帰る鳥井は、AIなんて信じられるか!診断は人間がするんだ!と呟く。そこに五反田が運ばれて来て、報道陣も追いかけてくる。

 

最初に西山(永山絢斗)が診断をする。鳥井も戻り、MRIをとることにする。翌朝出勤した原(鈴木浩介)は徹夜の西山と鳥井を見て驚く。脳腫瘍だと思うんだが、画像だけだと断定出来ない、と言う鳥井に原は、ボストンハーバード医科大学のAIが半年間病名がわからなかった患者に的確な診断を行なったらしい、一度ヒポクラテスにかけてみたらどうか!?と言う。的確な診断は医師の経験の積み重ねから生まれると信じてる!と鳥井は言う。

 

五反田の症状は安定していた。五反田に病名を聞かれた鳥井は、ヒポクラテスがお答えします!最先端のAIです、と言う。AI・・・そんな診断は必要ない、対局を控えているので退院します!と五反田は帰ろうとする。廊下で五反田と会った未知子は手を出してもらい五反田の症状を診るが、五反田は未知子がフリーランスの医師だと聞くとそのまま帰って行く。

五反田はロビーで報道陣に囲まれ、負けそうだから仮病を使ったのではないかと言われているがどうなのか?再戦はあるのか?と質問攻めにあう。もちろんです、勝負はついていないから、と五反田は答える。その瞬間、五反田は足から崩れ落ち倒れる。上から見ていた未知子と鳥井は急いでロビーに駆けつける。そして足に力が入らないと言う五反田をストレッチャーで運ぶ。

 

AIの診断結果は!?腑に落ちない未知子・・・

 

—緊急カンファレンスー

森本(田中圭)は結婚詐欺の傷心旅行で欠席していた。そして五反田のCT画像や検査の数値をを見ながら皆で診断を話す。脳腫瘍という診断がされる中、鳥井は、脳膿瘍73%、転移性脳腫瘍15%神経膠腫7%、その他5%という診断をする。どうやってこんな細かい数字を?と聞く海老名に鳥井は、これは私がヒポクラテスを使って弾き出した診断結果だ、と言う。使ってんじゃん!!と一同は驚きざわめく。ヒポクラテス!?何それ!?と言う未知子。鳥井先生はAIには懐疑的な立場を取ってるって言ってたじゃないですか!と言う海老名に鳥井は、そんな事言ってたら失業しますよ!と言う。脳膿瘍は細菌などが脳内に感染して膿がたまる病気、頭部以外の全身検索も行なったが、異常は認められず、転位性脳腫瘍の確率は極めて低い、右手の震えと右足の脱力は膿瘍が原因だ、脳内にある膿瘍を全てオペで摘出する、ヒポクラテスが弾き出した痕治療法は膿瘍摘出術だ、と鳥井は言う。前に出て来てじっくりと画像を見た未知子は、意義あり!何か違う!と言う。確かなことは、このオペはあんたの腕じゃ無理!!と未知子は鳥井に言う。出て行きなさい!と鳥井は言い、未知子はそのまま出て行く。そして、何が違うんだ?と呟きながら未知子は五反田の病室に向かう。すると病室で五反田が意識を失って倒れていた。慌てて駆け寄り、声を掛けると意識が戻る。

 

麻雀をしながら、五反田に一過性の意識障害があったことを話す未知子。脳膿瘍を弾き出すとはAIの診断も侮れない、と神原は言う。結局人間はAIには勝てないっていう事かも!人間もアップグレード出来れば良いのに!と城之内も言う。やっぱり脳膿瘍なのかなぁ・・・と未知子は呟く。

 

五反田のレントゲン写真を見つめる鳥井。ヒポクラテスが術式まで全部教えてくれる事に驚く若手医師達。このマニュアル通りにオペしたら楽だ!と言う医師達に、オペは人間がやるんだ!と鳥井は言う。

 

鳥井は五反田に、脳の手術をします、ヒポクラテスの通りにすれば大丈夫です!手術の同意書にサインをお願いします、と言う。

 

蛭間は院長室でソンタ君を相手に将棋を指す。負けそうで苛つく蛭間の様子を見て、海老名は2人が争っている隙に将棋盤をそっと180度回転させる。負けました!と言うソンタ君の言葉を聞いて喜ぶ蛭間。大人げない!と第一秘書の中谷(是永瞳)は言う。そこに鳥井が五反田のオペの同意書を持ってくる。これはまさかあなたが執刀するっていう事!?あなたのオペの評判をあまり聞かないんだけど・・・このオペはメディアも注目しているからオペは完璧かつ鮮やかでなければならない、と蛭間は難色を示す。一体誰がオペを?と言う鳥井。その時未知子が入ってくる。蛭間は未知子に五反田のオペをする様にと言う。未知子は「致しません!」と言う。どうして?と聞く蛭間に未知子は、まだ病名も原因もわかっていない、もっと詳しく調べないとオペなんか出来ない!と言う。これ以上何を調べる?と言う鳥井に未知子は、あんた機械が言ったからってそれを確信出来るの!?そもそも何で脳膿瘍なの?何を根拠に言ってるの!?オペ舐めないでよ!!と言う。やはりこうなったら私がオペを!と言う鳥井。しかし、蛭間はキッパリ断り、こうなったら神原名医紹介所のメロンおじさんにこんにゃく一束二束積み上げるしかないかな、やっぱ金よ!金!と言う。

 

AIにはなくて人間にはあるもの・・・

 

屋上で将棋を指す五反田。ずっと先の手まで考えている事に驚く未知子。五反田は、AIは1秒間に500万もの局面を読む能力がある、とても人間の脳が太刀打ち出来る数ではない、いつかAIが人間の脳を超える時代がくるでしょうね、と言う。私は1日に考える事は2個かな、オペの事とご飯の事!と未知子は言う。たくさん先の手が読めると迷ったりしないの!?そんな時はどうするの?と聞く未知子に五反田は、そんな時は色々ある可能性を1つずつ捨てて行く、頭の中を一度空っぽにすると不思議な事に今まで思いもつかなかった勘みたいなものが降ってくる!と言う。未知子も、たくさんオペした経験から来る“勘”、追い詰められた瞬間の“閃き”とか、確かに降って来る感覚だ!と共感する。もし人間がAIに勝てるとすればそこだ!AIには“勘”とか“閃き”はないから・・・と五反田は言う。そして、僕のオペをしてくれないか?あなたとなら一緒に勝負が出来そうだ!と言う。

 

神原と内神田

 

神原は旧友の内神田を呼び出す。

内神田 「もう45年ですか。」

神原  「東帝大の医局を私は飛び出し、あなたは残った。」

内神田 「そして、日本医師倶楽部会長として人生の上がりを間近にした時再びまた私の前に現れた。単刀直入におっしゃって下さい!旧友と飲みたくなった理由を。」

神原  「変わりませんね。話が早い。では単刀直入に!全国の病院がAIを導入したら、あなたの懐には一体いくらのキャッシュが転がり込んで来るのか・・・。その手始めにあなたは日本のトップである東帝大病院にAIヒポクラテスを導入した。そこで華やかな実績をあげれば全国の系列病院が続く。あなたの意向があったのか、蛭間院長の忖度があったのかはわかりませんが。」

内神田 「あなたこそ変わらない。相変わらず鋭い洞察だ。」

神原  「だから組織では生きていけませんでした。」

内神田 「要求は何ですか?私にどうしろと?」

神原  「ただ、ウチの大門未知子をあなたの欲望の為に利用しないでもらいたい。あの子はただオペが好きなだけの医者なんです。」

内神田 「AIで診断したオペの事をおっしゃってるんでしょ!?受けますよ、彼女は!オペと聞けばどういう状況でも引き受ける。それがドクターX。神原さん、彼女をそういう医者に育てたのはあなたじゃないですか?」

内神田は神原に酒を注ぐ。

内神田 「無粋な話はここまでにしましょう、アキちゃん。」

神原  「日本医師倶楽部の会長にお酌をしてもらえるなんて長生きはするものね!ウッチー。」

そして2人は酒を飲む。

 

ゲームセンターで機械を相手に卓球をする未知子。何が違うんだ!?と五反田に今まで見られた症状を1つ1つ思い出す。そして未知子は動きが止まり、違う!!と呟く。

 

未知子が発見した五反田の病の原因とは・・・!?

 

そして五反田の病室に行く。五反田は部屋にはいなかった。机の上にあった将棋雑誌の五反田の特集を読む未知子。そこには五反田の勝負飯として聖々苑の「豚トロ弁当」が載っていた。その店を訪ねると食事をしている五反田がいた。バレちゃった、と言う五反田に未知子は、病院抜け出したらダメじゃない!試合の時にいつもここの出前頼むんだって!?と言う。ここの豚トロにしてから連勝が始まった、と五反田。でも今は入院中だから!と言う未知子に五反田は、いえ、勝負の真っ最中です!脳にメスを入れるんです!勝負飯くらい食べさせてください!と言う。わかった、でもその前に腕を見せて!と未知子は五反田の腕をまくる。そして腕にある直径5mmくらいのふくらみ(突起)を指し、これどうしたの?いつから?と聞く。わからない、先月くらいから知らない間に出来てた、と五反田は答える。五反田はまだ焼けていない豚トロを取り、僕はこのくらいのレアが好きなんだ、と言う。それを見た未知子の表情が変わる。そして、最近海外に行った?と聞く。去年将棋の親善大使で何カ国か回った、と五反田は答える。その時もレアな豚食べたの?と聞く未知子に五反田は、はい、と答える。未知子が五反田の背中を見ると背中にも同じ様な突起があった。未知子は、病院に戻ろう!と無理やり五反田をつれて戻る。そして全身のCTを撮る。

 

その頃、蛭間と鳥井は「五反田五段 術前記者会見」を開いていた。そして東帝大学病院が人口知能ヒポクラテスの診断により五反田の手術を行う事、執刀は鳥井が行う事を説明する。病名は?と記者に聞かれ、脳膿瘍だ、と蛭間は答える。将棋界の未来を担う天才の命を医学会の未来を担うAIが救う、と言う。

鳥井先生で大丈夫なのでしょうか?と聞く原に海老名は、ヒポクラテスのナビの指示通りにやれば研修医レベルでも出来るオペだ!と言う。鳥井先生ですよ!?と原は再度真顔で言う。

 

そこに中谷が慌てて駆け込んできて蛭間に耳打ちする。それを聞いた蛭間は驚き思わず声を上げる。

 

そして五反田の手術が行なわれる。驚きの病名とは・・・!?

 

—手術室—

ヒポクラテスの診断を無視してオペだなんて結局大門先生のせいで私達が貧乏くじをひくハメになる、とぼやく城之内。患者が当たりくじを引いたらそれでいい!と未知子は言う。間違った診断で手術なんかされたら患者さんはたまったもんじゃない!と第一助手の西山も言う。そこに鳥井が来て、何やってるんだ!やめろ!!と言う。ちょうど良かった、ここ吸引して、と未知子は言い鳥井に手伝わせる。

 

海老名と原も上から手術を見守る。

 

あ、いた!と未知子。何が?と聞く鳥井に西山は、虫です!と言う。有鉤嚢虫という寄生虫だった。大門先生は患者が海外でレアに近い豚肉を食べた事を知って検査をしたら腕と背中から2匹の有鉤条虫の幼虫、つまり有鉤嚢虫が検出された、と西山は鳥井に説明する。有鉤条虫に感染した豚肉を摂取すると腸内で孵化し嚢虫になる、その嚢虫が脳に寄生すると頭痛や痙攣発作、局所神経症状を起こす、と海老名は言う。まさか!?ヒポクラテスは脳膿瘍だと診断したんだ!!と言う鳥井に未知子は、「私診断も失敗しないので!」と言う。そして手術は無事に終わる。未知子は五反田の胸に手を当て、こっちは勝ったよ!と言い手術室を出て行く。

 

屋上でガムシロップを飲む未知子のところに鳥井が来る。私にもAIにもわからなかったことが何故君にはわかる?と聞く。AIはご飯食べないからね!あんたは研究不足!と未知子は言う。お前より100倍論文を書いてる!と鳥井は帰る未知子に向かって叫ぶ。

 

—これは、一匹狼の女医の話である。—

 

神原はメロンと請求書を持って蛭間のところに行く。大門未知子が勝手にやったオペだ、今回はびた一文払うつもりは無い、むしろAIの診断を台無しにした!こっちが慰謝料を請求したいくらいだ!と蛭間は言う。そうでしょうか?大門が病名を突き止めなければ患者は別の病名で手術をされていた、もしそんな事になっていたらどうなっていたか、しかも患者は天才棋士の五反田五郎五段です!メディアも美味しいネタとして食いつく!東帝大は世間の信頼を著しく損なう事になっていたでしょう!と神原は言う。蛭間はそっと請求書を見る。請求額は1000万円だった。マルを1つ2つ削って頂けるサービスはございますか?と聞く蛭間に神原は、ございません!私共が口をつぐめばヒポクラテスはバカ売れ!蛭間院長も内神田会長もウハウハ!後1つ2つマルを付け加えてもまだ格安だと認識している!と言う。マルは加えないでください!と蛭間。神原は「御意!」と言い、スキップで帰って行く。

 

五反田とマングースの再対局が行なわれる。未知子も医局のテレビでその様子を見る。

 

蛭間と鳥井は再び記者会見を開く。蛭間は、五反田五段が見事に復帰した、まさにAIヒポクラテスの診断の通り脳膿瘍で鳥井先生が根治させた、これはAIと東帝大学病院の知能とスキルが将棋の天才の命を救ったと言っていい!鳥井教授に拍手を!と言う。終始苦い表情の鳥井。そして突然、違います!!と言い、蛭間が止めるのも聞かず正直に真実を話す。

言っちゃった!!と驚く原。“鳥井の乱”だ!!と海老名も言う。そして蛭間は海老名と原に命令をし、鳥井を無理やり退席させる。記者達から飛び交う質問に蛭間は、落ち着きなさい、あのね、ヒポクラテスの診断の通り病名は脳膿瘍です!と断言する。

 

—2017年、崩れかけた白い巨塔は再びその権威を取り戻し、命のやり取りをする医療は本来あるべき姿を完全に見失ったー

 

未知子が帰ってもまだ対局は続いていた。圧倒的にロボットが優勢だった。

 

—そんな中、どこの大学医局にも属さないフリーランス、すなわち一匹狼のドクターが現れた。—

—例えばこの女。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ。—

 

その時五反田は頭の中をリセットするかの様に目を瞑る。

 

そして目を見開くと力強い一手を指す。未知子、奇跡が起きるかもしれないわよ!流れが変わったみたい!と言う神原。マジで!?空っぽにしたんだね、頭の中!と未知子は言う。そして162手で五反田はAIに勝利した。テレビの前で未知子と神原は抱き合って喜ぶ。

 

—外科医大門未知子、またの名をドクターX—

 

 

 

《次回に続く》

 

 

 

【エンディング後の次回予告】

 

未知子、親友と決裂!

「あんたそれでも医者!?」(未知子)

「大門さんも患者になればわかる!!」(城之内)

「私にはついて行けない!」(城之内)

夫の願い・・・妻を支えたい

「俺は死ぬのか?」

「夫婦揃って気の毒だな」(原)

「同時オペになるな」(海老名)

緊急!夫婦同時オペ!

「こんな術式は不可能だ!」(猪又)

パートナー決裂!まさかのオペ拒否!?

「執刀医チェンジ!あの麻酔科医がいるなら私はオペ致しません!」(未知子)

 

 

 

 

【管理人の感想】

 

 

今回は人間対人工知能(AI)の対決が将棋界と医療界それぞれの視点で進んでいきました。両方の対決とも結果的には人間が勝利しました。人工知能の進化は素晴らしい、しかし人間は人工知能が持っていない“勘”や“閃き”を持っている。だから追い込まれた時に出す底力は人間の方が強い!!ということでした。AIに懐疑的だった鳥井副部長の変わり身の早さには驚きましたが、寄生虫が原因だと特定する未知子の観察眼というか閃きはすごいですね!それにしても寄生虫が脳にまで入り込むなんて・・・怖すぎます!!

記者会見で我慢しきれなくなった鳥井副部長が真実をぶちまけたのはちょっと意外でした。やはり医師としてのプライドとか信念が許さなかったんですね!海老名先生や猪又先生もそうですが、いつもは忖度ばかりでも何か起こった時にきちんと医師に戻るところがギャップがあって素敵です!

今回神原さんと内神田会長の過去もちょっとだけ明らかになりましたね。2人とも東帝大で接点があったとは驚きです。この事がこれからどのようにストーリーに影響していくのでしょうか!?

さて、次週は未知子と城之内先生が仲違い?してしまうみたいです。一体2人に何があったのでしょうか?次週を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

 

 

【後からでも見れる動画メディア紹介】

 

 

http://www.tv-asahi.co.jp/douga/doctor-x_05_cu/1919

 

 

 

 

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